ゼクセクス
サントラCD紹介

XEXEX(ゼクセクス) コナミ矩形派倶楽部

キングレコード 1992年1月21日発売

オリジナル全曲、アレンジ4曲、そして声優の島本須美さんによるおまけ2曲までもが収録されているゼクセクスのオリジナルサントラCD。本作のオリジナル音源はほぼフルPCMになったおかげで、その音色は以前のゲームとは明らかに一線を画す出来であり、当時のゲーマーの理解の範疇を完全に超えた凄まじい出来であった。

しかしゲーム紹介ページにもあるよう、あまりにも豪華になりすぎたため、それまでのゲームが持っていたゲームならではの音の良さが感じられなくなってもしまった。これはCDを購入した直後にすでに感じていた事なので単なるノスタルジーではない。ゲームの音源は必ずしも豪華である必要はない、と今でも思う事を当時その時点で痛感させられていたのだ。


また元の音源が高音質な分、以前のような音質向上処理は必要ないと思われたか、基板の音をそのまま収録されているような感も受けたので、若干のノイズや音の悪さも感じられる所も見受けられた。

アレンジBGMはタイトルデモ、1面、6面前半、エンディングとなっている。ただオリジナルが豪華なためアレンジの存在意義が薄れてしまった事から、一部アレンジはあえて原曲のイメージからやや離れた出来となっており、特に原曲が短いタイトルデモはほとんど新曲と言っても過言ではなく、言われないと気付かないような出来だ。




ゼクセクスのVGMの凄さは発売当時から知っていましたし、当時のゲームファンタジアの筐体のヘッドフォン端子にヘッドフォンを繋げてプレイもした事もありましたので、サントラの発売は心待ちにしていたものです。当然発売日に相模大野のCD店で購入しました。

ただVGMそのものの感想は、前述したようやはりゲームらしさが失われた感を持ちましたし、また音質もいまひとつだったので、もちろん満足はしたものの数日も聴き入るような事はありませんでした。

好きなBGMも6面前半ぐらいで、それ自体は大変にお気に入りだったとは言え好きなVGM自体はグラディウスほど多くありませんでしたから、尚更そう思ったのかも知れません。





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