SUPER雷電

ハドソン SUPER CD-ROM2

1992年4月2日発売

5800円 CD-ROM

8方向移動 Iボタン ボム
        IIボタン ショット

バージョンアップ
前年11月に発売された雷電を、SUPER CD-ROM2専用のゲームとしてリニューアルして発売した作品。

Huカード版との具体的な違いは、8面後にオリジナル面2面が追加、BGMがCD-DAによるアレンジ曲に変更、ボムなど一部のSEがADPCMとなりよりリアルな音へ、そして値段が1000円安くなっていることなどが挙げられる。

どれもありがちな違いだが、新たにアレンジされたBGMはPCエンジンFANのゲーム成績表で4.33という高得点を獲得したことからも分かるよう、ゲーマーの間でかなり評価が高いものだった。



元々ハドソンの移植物のアレンジBGMは素晴らしいものが多かったが、このPCE版雷電もその例に漏れず、VGMの評価は皆無に等しかったアーケード版のアレンジとは思えないほど素晴らしい出来となっている。

このBGMをバックにプレイするだけでも、このゲームを購入する価値があるというものだ。

PCE版の特徴としては横画面にアレンジされているため、敵弾が非常に遅く難易度がかなり落ちていること、メインショットの点滅が激しい、一部の敵の攻撃パターンが異なる、2面の陸橋の多重スクロール部分がカットされているなどが主な特徴だろう。


難易度は横画面ということを差し引いても、アーケード版とは比較にならないほど易しくなっており、まるで違うゲームのように感じてしまうほどだ。

メインショットは初めから点滅しているため、最高段階となっても画面上に表示されているショット数はわずかなので、アーケード版よりもショットパワーがかなり弱く感じられる。

8面ボスの安地は私がプレイした時は確認出来なかったので、ボムがないと辛いだろう。





個人的な思い出
アーケード版の雷電は当時の私にはレベルが高すぎて、ずっとプレイしない時期が続いていたのですが、ソニックウイングスにハマッていたのをきっかけに雷電もゲーセンに置いてあればプレイするようにはなっていきました。

ただそれでもまだ雷電は敷居が高く、2P側でプレイしていながらも3面辺りまでしか進むことが出来なかったので、これはとりあえず家庭用で練習していこう、と思い近所のお店で新品でSUPER雷電を購入しました。

PCE版は前述のように難易度がアーケード版とは比較にならないほど低いこともあり、当時の私でもサクサク進めましたね。


ただ8面は1度しかクリアしておらず、その時はボスでボムを使い切ってしまったため9面で力尽きてしまい、結局1周することは出来ませんでしたが。

ゲーム内容の感想としては、やはり横画面と難易度の低さというものがあったため、アーケード版の雷電とはかなりプレイ感覚が違うな、というのがまずありましたね。

そのためPCE版の経験はアーケード版にはあまり活かすことは出来ませんでしたが、BGMが非常に良く、SEも出来が良かったものですから、普通にひとつのシューティングとして見れば十分満足のいく作品だったと思います。







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