雷電伝説

マイクロネット 1991年7月6日発売

8800円 8M

8方向移動 Aボタン ショット
    Bボタン ボム
        Cボタン 連射ショット
              (切り替え可能)

家庭用初移植
「雷電伝説」は、前年にアーケードゲームとして発売され大ヒットを記録した「雷電」のメガドライブ移植版。

雷電の移植は当時主流の3機種であるSFC、PCE、MD全てのハードに移植されたが、初めての移植となったのはこの「雷電伝説」だ。

何故タイトルが変わったのかはわからないが、基本的な内容はアーケード版の雷電のままだ。





移植の出来は画面の地味さを除けば、3機種の中では最もプレイ感覚がアーケード版に近く、難易度も多少ボスがやわらかいのを除けばアーケード版と大差はないため、アーケード版でプレイしたプレイヤーも同じような感覚でプレイ出来るだろう。

ただボムはどこで使っても画面全体にダメージを与え、さらに敵弾まで消してくれるし、難易度も3段階から選択出来るため、やはりそれなりに初心者でもプレイ出来るような配慮がなされている。

画面は他のメガドライブの縦シュー同様、右端にスコアや残機が表示されており、擬似的に縦画面を再現している。


ショットはレベルが上がっていくと点滅状態となってしまうのが残念だが、スプライトの数を考えればやむを得ないか。

BGMはFM音源だけあって良く再現されているが、SEは若干迫力不足の感がある。

全8面をクリアし、エンディングを迎えると直後にMD版オリジナル面をプレイすることが出来るが、オリジナル面の難易度はかなり高く、さらにEASYでプレイしていてもボムがアーケード版と同様のものになってしまうため、クリアするのはかなり難しいだろう。




個人的な思い出
これより2ヶ月前にPCE版のSUPER雷電を購入していたのですが、横画面と難易度の低さにアーケード版の移植としてはいまひとつ満足がいきませんでしたので、このMD版は本体購入後すぐに購入しました。

まずはとりあえずデフォルトの難易度であるEASYでプレイしていったのですが、EASYだとちょうど当時の私にピッタリの難易度だったこともあり、1周はわりとあっさりとクリア出来ました。

その後NORMALでも挑戦はしたものの、さすがに上下が短い画面であの敵弾の速さでは太刀打ち出来ず、クリアは出来ずじまいでした。


全体的な感想としては難易度的にはアーケード版に近くても、PCE CD-ROM2版のサウンドの出来が素晴らしかったことや、発色も原作に近いということもありましたので、どうしてもこのMD版は地味に見えてしまいましたね。

確かにMD版はアーケード版にプレイ感覚は近いのですが、やはり画面の地味さや、一部のボスの攻撃パターンが違う、自機の地上の影がなかったりするなどの欠点がありましたので、PCE版ほど長くプレイはしませんでした。










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