スーパーファイヤー
プロレスリングX


SFC ヒューマン 1995年12月22日発売

11900円 32M

プロレス

バッテリーバックアップ

十字キー レスラー移動・技指定
          Aボタン 飛び技・大技・関節技
      Bボタン 中攻撃・中技
      Yボタン 小攻撃・小技
          Xボタン 走る・ハンマースルー



究極進化系
SFCのファイプロシリーズの第5作目であり、シリーズ全体としては10作目にあたるのがこの「スーパーファイヤープロレスリングX」だ。

容量自体は前作と同じだが、グラフィック関係が素晴らしくパワーアップしており、当時のプロレスゲームとしてはまさに究極の出来であった。

同シリーズはその後SSやPS、そしてDCやPS2でも新作が発売されたが基本は全てこのXに繋がっており、それだけでもこのXの完成度の高さがわかってもらえるだろう。




グラフィック
前作までのキャラクターは顔と色のみの違いによって構成されており、体はサイズに分かれているだけであった。

そのためサポーターを付けていない選手は必然的にSサイズが多くなってしまったり、ライガーのような全身を覆うコスチュームも表現出来ないなど、グラフィックに関しては厳しい部分が多かったが、それがこのXではほぼ完璧に解消された。

顔以外の体型も全てパーツによって構成されているため、細かな体型の違いはもちろん、シューズやサポーターの有無、ロングタイツなどの表現も自由に行えるようになっており、実在のレスラーの姿が極めて忠実に再現されているのだ。


キャラクターのグラフィックも大きくなり、これまでは異常に広かったリングとの比率も現実に近いものとなったため、まさにファイプロの究極進化系と呼ぶに相応しい出来であった。

その分カウントのボイスが一切なくなり、漢字も大幅に減らされてしまったのは残念だったが、これほどの完成度を見せられたら納得するしかないだろう。








その他の内容
操作方法や基本的に前作までと変わるところはないが、Yボタン使用時の小技が従来通りのキーに対応した方向に投げに加え、キー入力なしで入力した場合倒さずに打撃などでダメージを与えることが出来るようになった。

これによりダメージを与える度に相手を倒す必要はなくなり、また間違って場外に落とすこともなくなったので、より快適なプレイが出来るようになった。

エディットも漢字が少なくなったのは残念だが、前述のよう体型の組み合わせが自由に作れるようになったので、どんな体型やコスチュームのレスラーも製作出来るだろう。


因みにエディットでは猪木以外の誰が使っても似合わないという開発者の理由から、リバースインディアンデスロックのみ使えないようになっている。

そして同社からアーケードとSSで発売されていた「ブレイジングトルネード」のレスラーも登場しているが、ファイプロにおいてオリジナルのレスラーが登場したのは初めての事だった。








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