スーパーファイヤー
プロレスリング3
ファイナルバウト

SFC ヒューマン 1993年12月29日発売

9700円 12M

プロレス

バッテリーバックアップ

十字キー レスラー移動・技指定
          Aボタン 飛び技・大技・関節技
      Bボタン 中攻撃・中技
      Yボタン 小攻撃・小技
          Xボタン 走る・ハンマースルー



ファイプロ第3弾
すっかり年末の風物詩と化したSFC版ファイプロの第3弾。

今作ではサイズがS,M,Lの3種類のみとなったため馬場やブッチャーは消えたが、その代わりレスラーの数は前作の2倍以上の表56人+隠し8人の計64人となり、当時の主力級のレスラーをほとんど使うことが出来るようになった。もちろんUWF系の選手も高田や鈴木などが加わったため、それにともなって関節技の種類も一気に増加していった。そして新たなモードとして、マルチタップを使用し最大4人まで同時プレイ可能なバトルロイヤルモードも追加された。

しかし、何と言ってもこのソフトの最大の目玉は、遂にSFC版でも可能となったレスラーエディットだ。



登場レスラー
この3では当時の新日、全日の主力級レスラーはほぼ登場するが、PCE版の初代からのキャラがほぼ全て登場というのもこのゲームの売りのひとつであったため、当時すっかり忘れ去られた存在となっていた海賊男や、SWS時代の北尾光司をモチーフとしたレスラーらも登場する。

海賊男というのはプロレス冬の時代と言われた87年に、新日が登場させたマスクマンだったが、海賊の正体は当時の新日の若手が入れ替わりで代わり、試合に乱入しては試合をぶち壊し、大阪城ホールのA猪木VSマサ斉藤の試合では大暴動を起こす原因となってしまうなど、新日の歴史上でも最悪なキャラのひとつだ。




北尾光司はSWSを追放された後、UWFインターで武道家として参戦したのをきっかけとしてプロレス界に舞い戻ってきたが、このファイプロ3の北尾はその時のイメージではなく、SWS参戦時のイメージのため、当時としてはかなり古臭い感じがしたものだ。

また武藤敬司もやっと普通に選択出来るようになったが、武藤とムタを切り替えるのではなく、別レスラーとして選択するようになっている。

伝説のレスラーは公式リーグ戦をクリアすると使うことが出来、そのレスラーたちは初代タイガーマスク、ダイナマイト・キッド、ドリー・ファンク・Jr、テリー・ファンク、ザ・デストロイヤー、力道山、ルー・テーズ、そしてカール・ゴッチというそうそうたるレスラーたちだ。彼らは選択画面でベルトを巻いて登場するのだが、クリアしたレスラーもベルトを巻いて登場するようになる。


操作性の改善
今作SFC版3では、技が大幅に増加したため、操作方法が改善されており、より一層細かい試合展開を行うことが可能だ。

大技はAボタンに変更され、Bボタンが中技となり、Xボタンでハンマースルーを行い、さらに小技のYボタンは十字キーの左右で相手を倒す方向を選択出来るようになり、不意に場外に落ちることがぐっと減ったためとても使いやすくなった。

ただ技の数が豊富なレスラーはいいものの、技の少ないUWF系のレスラーは当然実際ではほとんど使うことのない技が含まれているので、UWF系のレスラーはややリアリティに欠けるところがあった。




エディットモード
基本的なエディット方法はPCE版の3とほぼ同じで、最初にひな形となるレスラーを選択し、体の色や各パラメータ、技やCPUとして登場した時のロジックなどを決定していく。

レスラーのサイズによって選択出来る技が決まってしまうので、完全にプレイヤーの思い通りにレスラーを作り上げることは難しいが、それでもプレイヤーオリジナルのレスラーを作れるということは、このSFC版3における最大の魅力だ。








個人的な思い出
この3が発売された時も、2の時と同様SFCの雑誌は全く読んでいませんでしたので、発売直後に買おうとは思わず、発売から半年ぐらい経って中古で購入しました。

その当時の私はUWF系のファン、特にパンクラスの船木誠勝の大ファンでしたので、この3では船木を初めとするUWF系のレスラーばっかり使っていきましたね。

当然3カウントで決めることはせず、掌底で大ダメージを与えてとどめは片羽締めという黄金パターンで決めていきました。そしてこのSFC版3では、レベルが最高ランク付近になってもミドルキックが数発に1発は当たってくれるので、前田を使ってシリーズで初めて公式リーグ戦をクリアすることが出来ました。



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