スーパーファイヤー
プロレスリング2

SFC ヒューマン 1992年12月25日発売

8500円 8M

プロレス

十字キー レスラー移動・技指定
       Aボタン 飛び技・関節技
      Bボタン 中攻撃・大技
           Yボタン 小攻撃・ハンマースルー
  Xボタン 走る



第2作目
前作からちょうど1年後に発売された、スーパーファイヤープロレスリングの2作目。

容量は前作と同じなので、技のモーションなどはほとんど変化がないのは物足りないが、登場レスラーがかなり様変わりし、当時主力だった選手が多く加わったため、その辺りは満足出来るだろう。

ただそれでも高田延彦や、馳浩、そして小橋建太らが登場していないのはファンには残念か。

これより2ヶ月ほど前に発売されたPCE版の3作目では、高田や馳もしっかり登場していただけに、出来ればこのSFC版にも登場させて欲しかったものだ。



世紀のヒーロー
前作では唯一のLLサイズのレスラーは馬場に指定されていたが、今回は馬場ではなく、代わりにブッチャーがLLサイズのレスラーとして登場する。

独特な体型をしているので、他のレスラーとはかなり違う感覚でプレイ出来るが、動きも遅く、技も今見れば大したことのない技しか使えないので、個人的にはほとんど使う気にはなれなかった。

またM,Lサイズのレスラーには、膝にサポーターが新たに付けられるようになった。




大型のレスラーは大体サポーターを付けているので、これはこれで雰囲気が出ているが、Sサイズのレスラーはそのままなので、現実でサポーターを付けている三沢や船木はややショボい感じがして嫌だった。

技のグラフィックも前作と変わりはないが、藤原のみ関節技でランダムで相手を骨折させることが出来、その場合どんなに相手のスタミナがあろうと一瞬でギブアップを奪うことが出来る。

隠しレスラーは公式リーグ戦以外で選択することが出来、武藤敬司、ダイナマイト・キッド、そして初代タイガーマスクが登場する。




初代タイガーマスクはPCE版でも登場したが、PCE版は初代タイガーというよりも旧UWF時代のスーパー・タイガーのイメージに近かったので、今回のSFC版2でようやくあの初代タイガーの動きをゲーム上で再現出来る。

もちろん初代タイガーのみの技も用意されているため、初期によく見せていた回転してのレッグシザース、コーナーに押し込むことこそ出来ないもののサマーソルトキック、そして当時最大の空中殺法であるスペース・フライング・タイガードロップなど、ファンにはまさに涙もののキャラと言えるだろう。







個人的な思い入れ
前述したように、このゲームの発売2ヶ月前にはPCE版で3が発売されており、登場レスラーの多さやエディットモードなど、ファンの心を掴むのに十分な魅力を持っていたのですが、個人的にはもうHuカードのゲームは新品では買う気にはなりませんでしたから、私はこのSFC版2を選択しました。

ただ当時、私は家庭用ゲームの雑誌はPCEの雑誌しか読んでいませんでしたから、SFC版2は購入するまでほとんどと言っていいほどゲーム内容はわからなかったという、私としてはかなりらしくない購入だったものです。




このゲームは前作とは異なり、発売されて2週間ほど経って購入したのですが、解説してきたように基本的な部分は前作とほとんど変化がありませんでしたので、まあかなり物足りない感はありましたね。

前作ではずっと三沢を中心に使っていったのですが、この2では現実通りムーンサルトが使えなくなったことがきっかけとなって三沢を使うことは減り、適当にレスラーを選んでプレイしていきました。

そのように特に使い込んでいったレスラーというのは特にはいないのですが、新たに加わった蝶野を使って、ヤクザキックで倒してSTFでとどめをさす、という現実通りの展開で決めるのが私のお気に入りでした。




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