魔界塔士 Sa・Ga |
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スクウェア 1989年12月15日発売 3500円 1M+16KRAM フィールド型RPG キャラクター操作 Aボタン 決定 Bボタン キャンセル |
ゲームボーイ初のRPG | |||||||||||||||||||||
GBが発売されて間もない頃に発売された、ファミマガの付録の新作ゲーム特集の巻頭を飾ったゲームが、ゲームボーイ初のRPGとなった「魔界塔士 Sa・Ga」だ。 GBの小さな画面でRPGなど想像も付かなかったが、やはり家庭用ではRPGが最も支持されているジャンルだけあり、発表以後はゲームボーイマガジンで常に前人気ランキングで1位を独走していた。 もちろん発売と同時に大ヒットを飛ばし、現在はどうかわからないが、元祖のGBソフトとしては任天堂以外唯一のミリオンセラーを記録したソフトとなった。 |
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ゲーム内容 | |||||||||||||||||||||
舞台となる世界は1本の塔からなっており、その途中の階に通常のRPGのようなフィールドが存在しているという、これまでのファミコンRPGには見られなかった斬新な構成となっている。 それぞれの世界の謎解きも難解なものはなくテンポよく進んでいくので、この辺りは携帯ゲームでプレイするという環境を実によく考えられていると思う。 FFII同様に経験値というものはなく、成長のシステムは種族によって異なり、人間はアイテムを購入、エスパーは敵と戦闘を重ねて、モンスターは敵が落とす肉を食べて別のモンスターに変身しながら強くなっていく。 戦闘は「たたかう」などのコマンドを選択する方式ではなく、どれかひとつのアイテムor能力を選んで攻撃・防御していくのだが、何故かヘラクレスの栄光のようにほとんどのアイテムに使用回数制限があるため、常にアイテムを購入していく必要がある。 また攻撃をすると全てアニメーション処理がされるのだが、この辺りはビジュアル重視のFFシリーズの影響を受けている。 それでいて戦闘のテンポが悪いという事もなく、ほとんどストレスなく進む事が出来るので、GBと言うハードの特性を見事に活かしきったRPGとしてのできは、さすがRPGの大御所スクウェアの作品と言えた。 |
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個人的な思い出 | |||||||||||||||||||||
私がゲームを購入する時は大抵近所のお店で購入していたものですが何故かこの時だけはかなり前から同じ部活の友人と一緒に買いに行く、という話が出来ており、学校が終わったら駅で一緒に待ち合わせるということになりました。 そして電車で町田へ行きキムラヤと向かって行ったのですがさすがに売り切れており、その近くのおもちゃ屋にもなかったのでこれは買えないかな、と思っていたのですが、小田急デパートへ行ったら無事在庫があり、「最初にうちに来れば良かったのに」と言われつつも無事発売日に購入する事が出来ました。 その後は町田に来たついでに、テニスショップへ行ってパンフレットなどをもらいに行ったりして家路に着いたのですが、この時からすでに15年年も経っているのに関わらず、未だに帰りの電車の様子などをはっきりと覚えているほど、私にとっては印象深い思い出のひとつです。 ゲーム的には難なく進めたのですが、「調べる」の勘違いから青龍の宝玉がなかなか出せず、そこで少しだけ詰まってしまいました。 強い事で知られる最終ボスは、初対決で偶然某アイテムを使ってしまいましたので、あっさりとクリアする事が出来ました。 |
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