ゲート･オブ･サンダー
	PCE　SUPER CD-ROM2システム ハドソン　1992年2月21日発売 6800円　CD-ROM 横スクロールシューティング 十字キー　自機の8方向移動 セレクトボタン　スピード調整 　　Iボタン　ウェポン選択 IIボタン　ショット

SCD初のシューティング

「ゲート･オブ･サンダー」は、92年にハドソンが発売したSCD初のシューティングゲーム。ハドソンはかつてはシューティングのハドソンと言われたほど、数多くのシューティングを世に送り出してきたが、そのほとんどが縦シューであり、横シューのオリジナルと言うのは極めて珍しい作品であった。 内容的にはMDでお馴染み「サンダーフォース」を思い起こさせる作品であるが、そちらほど難易度は高くはなく、武器も分かりやすいので初心者にもとっつきやすい。無論その分オリジナリティは少なく、見た目も地味でありこれと言ったインパクトもないため、同じPCEの横シューと言っても「スーパーダライアス」などには及ぶべくもない。 ただ横シューと言う事でPCEの苦手とする多重スクロールも上手くこなしており、単に多重なだけでなく1面の巨大戦艦のような敵や細かい背景の動きもあったりするなど、この辺りはさすがにSCD、贅沢にデータを使えたのだろうな、と思わせる。 またステージはやや単調ではあるが、ボスキャラの攻撃パターンがなかなか良く出来ており、それなりにパターンを読まなければならなかった。 BGMはハードロック調であるが、格好良いとは思ったもののそれほど名曲らしいBGMはなく、これはやや期待はずれであった。 発売当時、話題は完全に同時発売の「パロディウスだ！」に持っていかれたため、大きな話題に上る事はなかったのですが、私自身はPCEのシューティングもSCDを使用すればここまで出来るのか、と感心もしましたし、ゲームも心地よい難易度だった事もあり最後までプレイ出来ましたので、個人的にはそれなりに思い出深いタイトルのひとつとなっています。

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