アドベンチャークイズ
カプコンワールド ハテナ?の大冒険

PCE SUPER CD-ROM2システム

ハドソン 1992年6月19日発売

6200円 CD-ROM

クイズゲーム

左キー 解答1ボタン
右キー 解答2ボタン
 IIボタン 解答3ボタン
 Iボタン 解答4ボタン



2本セット
カプコンのアーケードゲーム、「カプコンワールド」と「ハテナ?の大冒険」の2本をセットで移植したもの。

移植度は完璧に近く、高解像度モードを使っていることもあり文字体が美しいので、そういう意味ではアーケード版よりも見栄えが良い。

アーケード版は4つボタンで解答したが、このPCE版では十字キーの左をボタン1、右をボタン2、IIボタンをボタン3、Iボタンをボタン4と設定しており、うまくアーケード版の操作感覚を再現している。



クイズの問題はアーケード版と全く同じなので、アーケード版をやり込んだ人であれば楽にクリア出来るだろうし、またPCE版をやり込んでアーケード版をクリアする、というやり方も出来るだろう。ただアーケード版の発売から2年経ってから発売されたので、問題によっては古さを感じてしまうかもしれない。

クレジットは「カプコンワールド」が4つ、「ハテナ?の大冒険」が7つに設定されており、ボスステージの7問目を解答出来ると1つ増える。読み込み時間は皆無に等しく、プレイ中のストレスはほとんど感じることはないのでとても快適だ。音源はオリジナルの各オープニング曲と、エンディング曲のみがCD-DAで、本編は全て内蔵音源だが、アーケード版もさほど豪華でもなかったので、内蔵音源でも十分な出来と言える。


カプコンワールド
「カプコンワールド」は、アーケード版から多少の変更点がある。

アーケード版は4面ボスがいで洋介、6面ボスがMr.Tだったが、いで氏は肖像権の問題、Mr.Tは言うまでもない理由で別のキャラに変更されており、4面が魔界村の大魔王、6面ボスが大魔界村のルシファーに変更されている。

またアーケード版で「ことわざ」のジャンルは非常に出現する確率が低かったが、このPCE版では私自身1度も出現した経験がないので、おそらく出現しないようになっていると思われる。














ハテナ?の大冒険
こちらはアーケード版に極めて忠実な移植となっている。

ゲーム自体の出来としては、多い面数、最大回答数が8など前作からかなり厳しくなっている部分が多いので、こちらを1コインクリアするためにはかなりのやり込みが必要だろう。

カプコンのキャラが一切出現しないというのも、プレイしていて物足りない。

道中には新たに中ボスが出現し、なぞなぞかジャンルセレクトをすることが出来る。



ジャンルセレクトには、ゲーマー待望の「ゲームクイズ」が新たに追加された。

問題自体は家庭用からのがほとんどなので、ファミコン世代のプレイヤーなら楽勝で解答出来るだろう。











個人的な思い出
同年発売された「カプコンワールド2」を、友人たちと一緒になってクリアしてしまうほどプレイしたのですが、これがきっかけで家庭用でもクイズゲームをプレイしたくなり、それで購入したのげこのゲームでした。

アーケード版をプレイしていない時点で購入するのは不安もありましたが、ショップで見つけた時は発売から半年経っており、出荷数の少ないと思われるこのゲームはこの時を逃すともう2度と買えないのではないか、ということなどが頭をよぎりましたので、新品でやや高かったのですが思い切って購入しました。



家庭用だと当然人の力はそう借りることは出来ないので、最初の内はなかなか先へ進むことが出来ず、あっさりゲームオーバーになってしまうことが続きましたね。

それでもカプコンワールドに関してはそれなりにやり込み、一応1コインでクリアすることは出来ましたが、ハテナ?の大冒険の方は、ゲーム自体にそれほどハマらなかったこともあり、1コインクリアすることは出来ませんでした。

それでも私が当時所有していたゲームの中では、手軽にプレイ出来る数少ないゲームでしたので、私的には思い出深いゲームのひとつとなっています。



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