新日本プロレスリング
超戦士in闘強導夢

SFC バリエ 1993年9月14日発売

9800円 16M

十字キー レスラー移動
各ボタン 技をかける

新日本初の実名
初の新日本プロレスの実名ゲーム。

キャラが格闘ゲーム並に大きく、リアルさと言う点では他のプロレスゲームを遥かに凌駕していたが、その分技のバリエーションに乏しく、動きもキャラクター単位で動きスムーズではない、さらにプロレスゲームなのにガードが存在するなどアクション面では問題点がかなり多く、見た目以外の点は及第点以下のできだ。

とは言ってもやはり国内最大手のプロレス団体だけあり、発売当時はファンの間ではそれなりに話題となり、当時オープンしたばかりの闘魂ショップでは購入するとムタのサインが付いてくるというおまけもあった。



またこのゲームは比較的開発に時間がかかったため、タイトル発表当時は新日本に参戦していたベイダーが、発売当時はUWFインターに移籍してしまいすでに新日本にはいなかった、等の笑えないハプニングもあった。




ゲーム内容
登場するレスラーは左の画像を見ればわかるよう、ベイダーを除く当時の新日本のトップどころ10人が登場する。モードは勝ち抜き戦のG1クライマックスや、普通の1P、2Pプレイなど、基本的なモードが一通り揃っている。

入場シーンはデモ画面でのみ見ることができ、ゲーム中では見ることは出来ないが、各レスラーのBGMはオリジナルの入場曲を元に作られており、さらに一部のBGMに関してはオリジナルよりも格好良いBGMさえあるなど、ファンであればBGMは必聴に値すると思う。

操作性は前述のように悪く、さらに見た目のゲージが0になっても実際はそれ以下がさらに存在するため、決着するまでにやたらと時間がかかるのが辛い。

グラフィックは良く出来ているが、全てキャラ固有のグラフィックのためグラフィックの数が乏しく、ムタや藤波が実際には滅多に使わないダブルアームスープレックスを使うなど、妙な所が多く見られる。

必殺技は闘魂ゲージが赤くなるまで使えないので、ここ一番という時にしか使用出来ない。技が少なく、その上決着まで時間がかかるので、何度も何度も同じ技を使うハメになるなどプロレスとして見た場合はかなり難点の多いゲームであるが、それでも新日ファンだった自分としてはそれなりに楽しめたものだ。






タモリ倶楽部にて
発売の2ヶ月ぐらい前の夏休みのタモリ倶楽部において、闘魂ショップにタモリと辻アナ、そして武藤、馳、ライガーらが集まり、「プロレスラー・ファミコンデスマッチ」なる企画が放映された。

レスラー3人が実際に自分を使用して、勝ち抜いた者がタモリと対戦するという企画だったが、当時はプロレス人気は沸騰していながらもライガー以外のレスラーが一般の番組に出演する事は極めて稀だったため、私としては大変面白い企画だった。






結果は武藤とライガーが馳に勝利し、武藤とライガーはライガーがムタがトップロープから降りなかったための反則で勝利し、最後はライガーがタモリ使用のノートンと試合してタモリの勝利という形で終わったが、武藤とライガーはかなり楽しそうだったものの、2度負けたためか馳が最後まで不機嫌そうだったのが印象的だった。

また武藤と馳の登場時のBGMがカバーバージョンだった事も気になったが、一般の番組とは言えテレ朝なのだからちゃんとオリジナルを使用して欲しかったものだ。






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