MEGA-CD版 ニンジャウォーリアーズ
ZUNTATAモード
我々革命軍の作戦決行まで、あと7日となった。

数々の作戦はあらゆる角度から検討され、次の三つにしぼられた訳だが

まずは政府中央司令部のマザーコンピュータを、ウイルスをつかって破壊するというプランだが

奴らのマザーコンピュータのプロテクトは固く、ハッキングは容易ではない。



次は、ケニー元少佐がプランニングしたS連邦との共同作戦。

これは、仮に革命が成功したとしても、わが国がS連邦の統制下におかれるおそれが十分に考えられる。



最後は、サー・マルクのプロジェクト

AT-BU10による、大統領バングラーの暗殺計画

この作戦が現時点では最も有効であると思われるが、

あれはあまりにも危険すぎる人形だ…。


いずれにせよ、この三つのうちどれが選ばれるかは、

長老会議で決定される。

その結果は諜報員 リー・ウォンに伝えられているはずだ。

そこでOGR、彼と接触し、結果を我々に伝えてほしい

7日以内にな。






俺は リー・ウォンを求め、旧市街を歩き続けた。

彼は当局から執拗にマークされているらしく、

コンタクトをとることは容易ではなかった




混沌とした店の立ち並ぶメインストリートを…

娼婦の並ぶ裏通りを

薬の密売人がうごめく港を

時には俺自身が危険にさらされながら…

まるで恋人を追い求めるようにリーを探し続けた。






しかし、


やっとめぐり会えたリーは、絶望的に無口な「恋人」だった。

最後に残された「ZTT」というラブレター

今はこの血文字を追いかけるしか方法はない。



ZTT… 店の名前?

誰かのイニシャル?

ふたたび俺は夜の街を、あてもなくさまよいつづけた。



疲れ果てた体を休めるため、偶然入ったクラブの前で

探し求めていた3文字が、俺に向かってウインクしていた



何が欲しいのかしら。

酒? 食べ物? それとも…?

ZTT…ZTTとはバンドなのか?

そうよ、彼らに何かご用?

話がしたい

意味ありげな名前を浮かべた女は

バンドの男と二言三言話した後、どこかへ消えてしまった



そして、

ざわめきがとぎれ

灯りが消えた。


-BGM DADDY MULK-









今のは何て曲だ?

「ダ・ディ・マ・ル・ク」

ダディ…マルク

ダディマルクという曲なのか?



「Yes」

………ダディマルク

なるほどな、「ダディマルク」 それが答えか



作戦はマルクの AT-BU10に決定した

明日から2体の「人形」に全てを託して

我々の「革命(ライブ)」が始まる。




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