アウトラン


MD セガ 1991年8月9日発売

7000円 8M

レースゲーム

ボタン配置は複数設定からの選択制

最もアーケードに近く
86年にアーケードゲームとして発売され、大型筐体はもちろんビデオゲーム史にも不滅の足跡を残してきた永遠の名作「アウトラン」のMD移植版。

アウトランは過去のセガハードはもちろん、PCE等にも移植され任天堂ハード以外のほとんどのハードで移植されてきたが、MD版はなかなか発売されることはなく、当時のハードの中としては最後発の移植となった。

それだけに移植の出来は素晴らしく、アーケード版にはさすがに及ばないものの、FM音源を駆使した素晴らしいBGMや、なめらかなアップダウンなど、SS版が発売されるまでは家庭用のアウトランとしては最高の出来を誇っていた。





MD版の特徴
アウトランはゲーム性そのものも素晴らしい出来だが、VGMもアーケード史を語る上で絶対に欠かすことの出来ない名曲であり、移植の際にはこのBGMの出来が最も気になるという人が多いだろうが、MD版は非常に良い出来となっている。

さすがにアーケード版そのものとはいかないものの、当時の家庭用ゲーム機の内蔵音源の性能を考えたら、ここまで再現してくれれば十分過ぎる出来だ。

また従来の3曲の他に「Step on Beat」というMD版のみの新曲も新たに追加されている。




グラフィックは地面のグラフィックは非常になめらかで、アップダウンも違和感なく再現されているが、MDはスプライトの拡大縮小は不可能なため対向車や横の背景は全てパターンで作られており、アーケード版と比較するとぎこちないのが残念だ。

キー配置は数種類からの選択制だが、当然アーケード版のようなハンドル操作は出来ないため、ギアガチャなどのテクニックは使えてもやはり十字キーやレバーで操作するのは味気ない。





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