テトリス

任天堂 1989年6月14日発売

2600円 256K

パズル

ブロック左右移動・落下 Aボタン ブロックを右まわりに回転
            Bボタン ブロックを左まわりに回転

GB普及の立役者
誰もが知っているパズルゲームのゲームボーイ版。

任天堂ハードとしてはBPSのファミコン版に続く2番目のテトリスとなった訳だが、ファミコン版はあまりにも酷い出来だったため、GB版のおかげでようやく家庭でもまともなテトリスがプレイ出来るようになった。

モードはアーケード版のように延々ブロックを消していくモードと、BPS版のようにノルマをクリアしていくモードの2種類が用意され、操作方法もアーケード版準拠なので、出来はかなり良い部類に入るのだが、ブロックの横移動がかなり遅く、それがこのGB版の唯一かつ致命的な欠点となっている。

それさえなければアーケード版に比肩するかもしれない出来だっただけに、そういう意味ではもうちょっと調整してから発売して欲しかったものだ。


旧バージョンと新バージョン
このGB版テトリスには2種類のバージョンがあり、AタイプのBGMが任天堂オリジナルの初期バージョンと、トロイカのBGMになっている後期バージョンの2種類のバージョンが発売されていた。

そして後期バージョンはレベル9からプレイした時のレベルの上がり方が遅く、その分スコアが多く稼げるため、スコアとうい点で有利な面もあった。

この点に関しては発売前に任天堂から正式な発表はなく、パッケージを見ても判断が付かなかったと思われるので、任天堂としてはやや不親切な面があった。


個人的な思い出
'88年12月にセガがアーケード版を発売したと同時に、一気にブームに火が付いたテトリスですが、私はこの当時全くアーケードゲームとは縁がありませんでしたので、存在を初めて知ったのはGBを購入するきっかけとなったファミマガの付録でした。

画面写真を見た限りでは、どういうゲームなのかは全くと言っていいほどどういうゲームなのかわからなかったのですが、雑誌の評価がかなり良かったのと、とにかくマリオランドに代わるゲームが欲しかったので、発売日に購入したのです。

それからはほとんどの人と同じようにハマりにハマッていき、もうそれこそ時間を忘れてプレイしていきました。

後に人のソフトでプレイして、後期バージョンが発売されていることを知ると、90年の1月頃に本厚木で後期バージョンを購入し、引き続きプレイしていきました。

しかしGB版はAボタンがアーケード版とは逆回転であり、さらにあまりにもGB版をプレイしたためアーケード版をプレイした時にはブロックの色に反応出来なかったりと散々でしたので、やはり最初にテトリスに触れるのはアーケード版であるべきだったな、と思います。


ゲーム成績表
キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
3.46 4.03 4.36 4.61 4.41 4.15 25.02


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