全日本プロレス

SFC メサイヤ 1993年7月16日発売

16Mbit 9990円

プロレス

十字キー レスラー移動・技指定
Aボタン 大技
Bボタン 中技
Xボタン 走る
Yボタン 小技



全日本プロレス
この当時のプロレス界は、前年までの勢いが多少弱まった感こそあるものの、それでも現在とは比較にならないほど盛況だった時代であり、ファイプロ以外のプロレスのゲームも続々と発売されようとしていた。

もちろんこの全日本プロレスもそのひとつであるが、当時の全日本と言えば鎖国の真っ只中であり、ブームに便乗して雑誌を作るような所には協力しない、とまで言い張り専門誌以外への露出には非常に消極的であったので、全日本が実名ゲームの製作を許可すると言うのはちょっとした衝撃であった。





発表会見には監修の馬場社長も同席しており、その席上で「ゲームとは言え、プロレスと名の付く以上いい加減なものを作ってもらっては困る」と言う言葉が印象に残っているが、メサイヤはそんな社長の心意気をしっかりと受け止め、各社から発売された実名ゲームの中でも突出した出来のゲームとして完成した。




ゲームシステム
登場するレスラーは当時のトップクラスのレスラーがほぼ登場しており、病気で長期欠場をしていたJ鶴田もゲームの中では全盛期の力を発揮してくれる。

モードは世界最強タッグなど、実際のシリーズ名から取られており、ファンには嬉しい配慮だがまあこのぐらいは当然だろう。

最も肝心な操作性はファイプロ準拠であり、ファイプロがプレイ出来れば違和感なくプレイ出来るが、サイドビューの構成なのでロープに振れるのは左右のみだ。




レスラーにはパワーゲージが存在するのがファイプロとは大きな違いで、ファイナルファイトのようにゲージが減っていくごとに色が変化するようになっている。

これはわかりやすいのだが、プロレスは単純に勝った負けたの世界ではないので、格闘ゲームのような展開にならないようやはりプロレスゲームにゲージは不要だと思う。

BGMはオープニングに御馴染みの「日本テレビスポーツテーマ」が原音に忠実に流れるが、入場シーンや入場曲はなく、馬場や鶴田の曲を大幅にアレンジして再現している程度だ。




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