リアルバウト
餓狼伝説スペシャル

SS SNK 1997年12月23日発売

5800円 CD-ROM

対戦格闘 拡張RAM専用ソフト

バックアップメモリ対応

十字キー キャラクター操作

ボタン1 パンチ
ボタン2 キック
ボタン3 強攻撃
 ボタン4 スウェー
(コンフィグ可能)



SS初の2ライン格闘
同年1月に発売された同名ゲームのSS移植版。

今作ももちろん拡張RAM専用ソフトとして発売された。この時期になると、初期の移植作品のような試行錯誤は感じられず、家庭用としての仕様はほぼ固まった感もあるため、特に際立った特徴はない。

また4MRAM使用時でも前作のようなバグはなくなり、普通にプレイ出来る。ロード時間は短縮はされないものの、差し替えがないだけでも十分嬉しいものだ。

さらに久々に2ライン制になり、容量は増えているはずなのに、対戦間のロード時間は8秒ほどと前作よりも短くなっている感があるので、それは大きな特長と言っていいだろう。

そのためかどうかは知らないが、SNKの移植でお馴染みであったロード時間のゲージがなくなっている。

アーケード版との違いは分からないが、当時の雑誌の読者評価は8割以上が満足と言う結果が出ているので、前作以上の出来は間違いないだろう。もっともRAMを増設したSSの性能はネオジオの比ではない訳であり、そのぐらい出来て当たり前と言う感覚ではあるのだが。

ゲーム的には久々の2ライン制度が復活したと言うのが売りになっているが、初期3作の移植はPS・SSには行われなかったため、次世代機以降としては今作が初の2ライン格闘となった訳だ。


それはそれでいいのだが、やはり世代的には初期3作品に思い入れがあるため、出来れば次世代機でもそれら作品を移植して欲しかった、と言うのが本音だ。

最近になってようやくPS2において初期4部作が発売されたが、いくらレトロゲーム復刻ブームとは言え今となってはちょっと遅すぎたかも知れない。









個人的な思い出
97年の秋以降、SSは大作の発売が続き、その影響からほぼ毎月雑誌はチェックしていました。当然本作もチェックはしていたと思うのですが、格闘ゲーム的にはやはり「エックスメンVSストリートファイター」が頂点でありましたから、正直な所地味な印象はぬぐえませんでした。

まあ当時はネオジオの格闘ゲームからは離れていましたし、前作も所有していなかった事から関心が薄いのは当然なのですが、それを考慮してもかなり印象は薄かったように思えます。

よって購入したのはずっと後の事なのですが、末期のソフトのためかなかなか店頭で見かけた記憶がなく、購入したのは何とハードオフの某コーナーでありました。


よってパッケージはマニュアルだけ、つまり拡張RAMセットの中の部分だけと言う、何とも淋しい物ではありましたが、当然かなり安かったため、特に気にはしませんでした。

そんな調子でありましたのでロクにやり込む事はなく、今回やっとまともにプレイした感があるのですが、ゲーム自体の出来はわからないものの、ロード時間の短さなどは感心しましたので、個人的にはそこそこ良い出来なのでは、と思いました。








PLAYSTATION AND SEGASATURN FOREVER 90's


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