マーヴル スーパーヒーローズ VS ストリートファイター |
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SS カプコン 1998年10月22日発売 5800円 CD-ROM (4MB拡張RAM付属は7800円) 4MB拡張RAMカートリッジ専用 対戦格闘 十字キー キャラクター移動 パンチボタン×3(弱・中・強) キックボタン×3(弱・中・強) |
遅すぎた主役 |
97年に発売された同名アーケードゲームの移植版。 タイトル自体は4MB拡張RAM発表当時からラインナップに掲載されており、ユーザーとしてはすでに古めとなっていた「エックスメン〜」よりも、やはりVSシリーズ最新作のこの作品の方が楽しみだったものだが、いつまで経っても発売日未定のままで、なかなか発売される事はなかった。 ようやく発売を迎えた頃は「マーヴルVSカプコン」が発売されていたため、すでにこの作品は過去の物となってしまっており、さらにSSの雑誌は1ヵ月後に発売を迎えるDC中心の構成へと移行し始めた事なども重なったため、発売のタイミングを完全に逃してしまった。 もちろんソフトの出来自体は素晴らしく、読み込みの時間もさらに短縮されるなどまだまだSSもいけるじゃないかと思わせる作品であり、SS末期のソフトながらも10万本の売り上げを記録するなど健闘したが、それだけにもうちょっと発売が早ければ、と常々思ってしまうものだ。 |
タイアップ |
これはアーケード版の話となるが、このゲームのキャラクターに木梨憲武さんと生ダラが関わっていた事は誰もが知っている事だろう。 生ダラにおいてキャラクターを募集し、実際に採用されたら筐体が丸ごとプレゼントされると言う企画であったが、ゲームのアイデアを募集すると言うのは珍しくないものの、さすがにメジャーなTV番組と絡んでのタイアップと言うのは過去には全く例がなく、ゲーム業界としては極めてスケールの大きい企画であった。 私は当選者が決まり、生ダラ一行がカプコンに潜入して木梨さんが音入れをした放送しか見ていないが、キャラクターなどはそれなりに紹介されたものの、ゲーム名は長い事もあってかほとんど紹介されてはいなかったと思うので、一般の視聴者には何と言うゲームに採用されたのかほとんどわからなかっただろう。 カプコンとしてはこれにより一般への知名度アップを狙ったのだろうが、結局はゲーマーにしか知名度は広がる事がなく、さらに採用キャラクターの見てくれも悪く海外版ではカットされてしまうと言う憂き目に合った事からも、この企画はとても成功とは言い難いものであった。 ゲーム好きは皆雑誌などを欠かさずチェックしているのだから、無理に一般メディアと組んだ所でも何の意味もない事を証明しただけの一件だったと言える。 |
PLAYSTATION AND SEGASATURN FOREVER 90's |