ザ・キング・オブ・
ファイターズ97

SS SNK 1998年3月26日発売

5800円 CD-ROM

拡張RAM専用

対戦格闘

バックアップメモリ対応

十字キー キャラクター操作

ボタン1 弱パンチ
ボタン2 弱キック
ボタン3 強パンチ
ボタン4 強キック
 (コンフィグ可能)



移植度は高いが
前年に発売された同名ゲームの移植版。

SNKの場合、ゲーム自体の評価は高くても、家庭用に移植する際に生まれる独自の仕様に関しては、最大手のメーカーには及ばないものがあり、その辺りでユーザーの不満が募る事が多かった。

そんなSNKでもさすがにSS末期ともなれば良質の移植が多くなり、このKOF97も、ボタン配置などのインターフェースに関しては前作よりもかなり改良されている。

だがしかし、やはりそこはSNK、本作にも大きな落とし穴が用意されていた。それは何か、そのものズバリ、ロード時間が長すぎる事だ。



長いロード
格闘ゲームである以上仕方のない面もあるが、それを考慮してもやはりKOF97のロード時間はちょっと長すぎる。とにかくいきなり最初のロードが長く、やっとゲージが満タンになってもさらに数秒かかるため、初めてプレイした時には接触不良かと思ってしまうほどだ。

それだけデモ画面が凝っているのであれば、妥協してまずは最初にタイトル画面を持ってくるか、またはワールドヒーロズパーフェクトのように選択して見れるようにすれば良いだけの事だ。





電源投入してゲームが始まるまでに2分とかかかってしまうのでは、さすがに何度もプレイしようと言う気はなくなる。一体本当にユーザーの事を考えて作られているのか知りたいものだ。

もちろん対戦間のロードも長く、1ROUND目だと何と15秒もかかる。PS版のストZEROでさえ13秒だったのだから、それを超えてしまう長さだ。

2ROUND目以降だと半分程度であるが、最長で5ROUNDも行われる本作においてこのロード時間の長さはいかんともしがたく、これなら4MRAM専用にして欲しかったものだ。一応4MRAMにも正式対応はしているのが、ロード時間には一切影響しないので、抜き差し不要しか利点はない。


他におまけとして、イラスト集なども収録されている。SS末期の移植なだけに、ゲームそのものの移植は良好だったとは思われるのだが、やはりロードの長さなどが響いたか、中古市場での暴落は早かった。

拡張RAMしか持っていない人にはさらに負担がかかってしまうが、当時としてもやはりこのロードの回数と長さはかなりキツイものがあったので、出来れば4MRAM専用ソフトとして発売してもらいたかったものだ。







個人的な思い出
KOF97と言うタイトルで印象深いのは、やはり98年に発売されたザ・ベストゲーム2の読者ランキングで2位だった事です。この結果に関しては詳しくは触れませんが、やっつけ仕事としか思えないコーナーの出来が全てを物語っている事でしょう。

まあそんなランキングでも2位は2位なので、とりあえず興味は抱きましたが、当時のSSの格闘ゲームの中古市場での暴落の早さを見るに付けとても新品で購入しようとは思いませんでしたので、安くなったら買おうと思っていました。

しかし発売からわずか1ヶ月ほどで2480円まで落ちていたので、その出来栄えを疑問視するようになった私は考えを改め、すぐに買う事はありませんでした。


その後いつ購入したのかは覚えていませんが、まあさらに安くなった時にでも購入したのでしょう。

内容的には前作までとどう違うのかさっぱり分かりませんでしたので、長続きはしませんでした。ただゲーム性云々よりも、BGMが正直パッとしない感がありましたので、それは個人的に大きなマイナスでした。

前作96はBGMがかなり格好良いイメージがあり、それでプレイ意欲を沸きたてられると言う事がありましたので、今作もかなり期待はしたものですから、これは大きな期待はずれでしたね。





PLAYSTATION AND SEGASATURN FOREVER 90's


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