ダライアスII

SS タイトー 1996年6月7日発売

5800円 CD-ROM

横スクロールシューティング

バックアップメモリ対応

十字キー 自機移動

  ボタン1 ショット
ボタン2 ボム
  ボタン3 画面拡大
  ボタン4 画面縮小
   ボタン5 スコア移動
   (ボタン配置は任意設定可能)



7年の歳月を超えて
89年に発売されたアーケードゲーム「ダライアスII」の移植版。

家庭用の移植としてはMD版に次ぐ2作目であるが、今作発売当時はアーケード版からすでに7年近い歳月が流れていた頃なので、まさか次世代機で発売されるとは誰もが思ってもいなかった。

もっとも実際にプレイしてみると次世代機ではなければならない必然性をすぐに伺い知る事が出来るので、不思議に思っていた人もすぐに納得する事だろう。






システム紹介
アーケード版は初期は2画面、後に3画面版が発売されたが、今作では前者の移植となっている。

MD版ではビスタサイズのような感じにして横長の雰囲気を出していたが、今作ではシネスコサイズに近い画面サイズとなっているため、アーケード版の画面比率を完璧に再現している。

ハイレゾを使用しているため画面自体はとても綺麗なのだが、当然さらにキャラが小さくなるため、あのアーケード版の大迫力には遠く及ばず一見しただけでは何とも寂しい出来となってしまっている。



それを解消したのが次世代機ならではの美しい拡大縮小だ。デフォルトではLRボタンに指定されている同機能を使うと何段階にも画面を拡大縮小出来るため、プレイヤーで任意の画面サイズを選択する事が出来ると言う、見事に次世代機の性能を活かしたシステムを導入しているのだ。

最大拡大すればアーケード版と同じ大きさでプレイ出来るし、これは実にインパクトのあったシステムなのだが、画面を拡大すると見えない部分がスクロールしてしまうため、拡大しても絶対にプレイしやすくなる、とまではいかず、結局は難点を抱える移植となってしまった。



スコア等の表示はアーケード版とは微妙に違うものの、こちらもボタンにより上下に動かす事や消す事も可能となるので、細かい部分にも十分配慮されている。

BGMはアーケード版のものがCD-DAで収録されているが、音質は問題ないとは言えアーケード版はボディソニックだっただけに、ハードの性能が良くなっても家庭用ではなかなか大型筐体の迫力を再現するのは難しいものだ。







個人的な思い出
ゲーマーになった当時は発売から1年以上は過ぎていましたが、大きなゲーセンであれば3画面バージョンはそれなりに良く見かけましたので、開いていればそれなりにプレイはしていきました。

3画面の迫力は絶対にアーケードでなければ楽しめないものでしたから、今でも随分と記憶に残っているものですが当時の私の腕ではロクに進める事は出来ませんでした。

SS版発売当時はゲーム雑誌はほとんど読んでおらず、当然発売されている事も知らなかったと思うのでお店で見付けた時は迷わず購入していきました。


2画面バージョンをプレイしたのは初めてでしたが、迫力に欠ける事を考慮してもやはりあのダライアスIIが家庭でプレイ出来る、と言うのは実に感慨深いものがありました。

ダライアスはアーケードでは知らない人はいないほど偉大なゲームでありましたが、任天堂ハードでは大ヒットを生み出せなかった事があり家庭用での認知度はグラディウス等に比較し劣るものがあったため、発売からの年月もありまさか次世代機に単体移植されるとは思いもよりませんでしたから、タイトーの姿勢には本当に頭が下がる思いがあったものです。




PLAYSTATION AND SEGASATURN FOREVER 90's


inserted by FC2 system