バトルガレッガ

SS エレクトロニック・アーツ

1998年2月28日発売

5800円 CD-ROM

バックアップメモリ対応

十字キー 自機移動

  ボタン1 ショット
ボタン2 ボム
   ボタン3 オプション
  ボタン4 同時押し
(ボタン配置は任意設定可能)



完璧なる家庭用
90年代後半の縦シュー隆盛のきっかけとなった大傑作シューティング「バトルガレッガ」の唯一となる家庭用移植版。

数多くの縦シュー移植版の中でも一際評価の高い本作品であるが、その大きな要因としては本編の移植の素晴らしさだけでなく、やはりそのオプション項目の充実さに尽きるだろう。

縦シューの移植で最も問題となるのはやはり横置きにした場合の画面モードであるが、今作ではそれだけでも3種類ものモードが用意されている。具体的には彩京の移植のような縦にわずかにスクロールするモードに同比率で固定画面のモード、そしてスコアとボムの表示をずらし、アーケードと同比率での固定画面の3種類だ。


3種類とは言ってもほとんどの人は最後のモードでプレイする事にはなってしまうのだが、一番小さい画面でありながらもかなりキャラも見やすいので、個人的には縦置きにしなくても十分プレイ出来る範疇だった。

もちろん画面サイズだけでなく、嫌らしいバレット弾は見やすい赤弾への変更、当たり判定極小の心眼モード、そしてどんな形でも1周すれば上級プレイヤーによる模範プレイが見れるようになるなど、初心者への配慮も十分過ぎるほどなされている。

BGMはオリジナル・アレンジ共に全てCD-DA、さらに後者はゲーマーには著名な方々が担当されているなど、これほどまでに豪華なシューティングの移植は他に類を見ない、と言っても過言ではないだろう。

それだけ素晴らしい出来を誇った今作であるが、発売当時はすでにシューティングの市場どころかSS市場そのものが冷え切っていただけにセールスは芳しくはなかった。しかしこの完成度で市場の出回りが少ない、と言う事は当然中古市場での入手は困難を極めていき、数多いSSの名作レアゲームのひとつに数えられるようになった。





個人的な思い出
発売当時は高難易度の縦シューは避けていましたから、購入を考えた時はすでに入手困難になっており、地元では1度も見かける事がありませんでした。

よって仕方なく秋葉原へ向かい、定価ほどしたもののさすがにあっさりと美品を入手する事が出来ました。SSは都合により縦置きではあまりプレイ出来ない状況でしたし、難易度の高さもあいまってあまり先へと進む事は出来ませんでしたが、やはりこれほどのゲームが発売されていながらSSは駄目なハードと言われてきた事に、改めて憤りを感じたものです。

実際に所有しているのならともかく、持っていない人がどうしてつまらないと断言出来るのか、本当に当時は腹立たしい気持ちになりましたね。




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