鉄拳2

PS ナムコ 1996年3月29発売

5800円 CD-ROM

3D対戦格闘

メモリーカード対応

十字キー キャラクター操作

ボタン1 左パンチ
ボタン2 右パンチ
ボタン3 左キック
ボタン4 右キック
(コンフィグ可能)



ナムコ久々のミリオン
前年に発売されたアーケードゲーム「鉄拳2」のPS移植版。

元々PS互換基板を使用しているだけあり、まさにアーケード版そのままと言っても過言ではなく、雑誌・ユーザーからの圧倒的な支持を呼び発売と同時に大ヒットを記録、ナムコのゲームとしては実にファミコン版のファミスタ以来のミリオンセラーを記録した。

出荷本数ではライバル作品であるVF2には及ばなかったが、アーケード版と比較した場合の完成度の高さが優位に働いたか、対照的に中古市場にはなかなか出回らず、ベスト版が発売されるまで高値安定が続いた。



その後鉄拳シリーズはPS2発売時にもキラーソフトの役割を果し、現在も続く大ヒット作品となっているが、その人気を決定付けた本作の功績は今なお色あせる事はないだろう。


ゲームの特徴
前述のよう完成度においては言うまでもなく、ほとんどのユーザーがプレイと同時にその出来には納得過ぎるほど納得したであろう。

あえて難を言うのであれば操作系統であり、当時は今のよう鉄拳専用スティックなどは存在せず、HORIのファイティングスティックあたりが最も適当なレバーだっただけに、それが唯一の難点と言っていいだろう。

BGMはオリジナルとアレンジから選択出来るが、当時はすでにオリジナルがアレンジのレベルまで来ていたため、原曲を聴き慣れていない人はどちらがどうなのかは区別が付き辛かったものだ。


キャラクターは初プレイ時はノーマルキャラのみであるが、全員クリアかどうか忘れたが多分そのようなプレイを達成させるとタイトル画面がVer.Bへと変化し、隠しの全キャラでプレイする事が可能だ。




個人的な思い出
本来鉄拳と言うゲームは全く馴染みがなく、ミリオン達成のCMぐらいしか印象がなかったのですが、まだSS購入前でVF2が買えなかった事、それまで買っていたゲームがレトロゲームばっかりで、そろそろPSのポリゴンの性能を実感したい事などが重なったため、夏ごろになって中古で購入しました。

それまで3D格闘はバーチャしか知らなかったため、操作系統の複雑さには少々悩まされたものですが、それでも私にとっては初の本格的な3D格闘だけあってか相当にやり込んだものです。特に96年はフジテレビでSRSの放映が開始され、パンクラスの試合も放映されていた事もあって、自身の格闘技熱がかなり高まっていた頃でしたから、多くの関節技が導入されている点に関しては実に興味を惹かれたものです。


今日の総合格闘技を見ても分かるよう、関節技と言うのは実戦において大変に効果的であるはずなのに、格闘ゲームはやはり殴る蹴るが中心で、個人的には不満の残る出来が多かった物ですから、そういう意味でも本作の存在は嬉しいものがありましたし、開発陣もかなり研究していたのだろうな、と思ったものです。

初期に良く使っていたキャラはやはりキングでしたが、次第にジュンでのコンボを決めるのが爽快になり、その後はほとんどジュンを使用していました。

ブルース・リー信者の私としてはロウも初期には使用していましたが、サマーソルトばっかりになりがちな展開にすぐに飽きましたので、使ったのは最初だけでした。

全キャラクリアも難なく出来たのですが、直後にSSを購入すると、今度はVF2三昧になった事もあり、ケースやマニュアルの状態があまり良くなかった事から、一旦売却してしまいました。その翌年ぐらいに通常版を買いなおしたのですが、メモリーカードのデータは取っておきましたから、この時はその利点と言うものを大変に実感したものです。

それから初代の鉄拳や、鉄拳3なども購入しましたが、やはり個人的に鉄拳と言えば本作が一番思い出深い作品なのです。







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