ストライダー飛竜1&2

PS カプコン 2000年2月24日発売

6800円 CD-ROM2枚組

ジャンプアクション

メモリーカード対応

十字キー キャラクター移動

  ボタン1 サイファ
  ボタン2 ジャンプ
    ボタン3 サイファ連射
     ボタン4 スライディング
   (ボタン配置は任意設定可能)



10年の月日が流れて
89年にアーケードゲームとして発売された「ストライダー飛竜」と、99年に発売されたその続編である2をカップリングして移植したもの。

「ストライダー飛竜」はインカムこそ低かったものの、ザ・ベストゲームで9位だった事からも分かるよう、そのゲーム性はゲーマーからは非常に高い評価を受け、今でも根強いファンがついているほどの伝説的名作だ。

しかし一般受けは悪く、前述のようにインカムが少なかった事、そしてROM入れ替え方式のCPS基板だった事が重なり、発売1年後ですらゲーセンではほとんど見かける事はなく、その知名度とは反し一時は幻の作品となりかけたほどだ。


それから10年、続編の発売をきっかけとして再び飛竜に注目が集まりだした頃、遂に長きに渡る沈黙を破り満を持して発売したのがこのPS用ソフトである「ストライダー飛竜1&2」だ。


当時の状況
家庭用ではMDとPCEに移植されたが、当時のハードではCPSの完全移植などままならぬ時代だったため、やはりPS・SSにおいての完全移植が期待された。

しかしやはりインカムが低かった影響からかなかなかその声は聞こえてくる事はなく、CGにも収録されなかったため、ほとんどのファンは移植は諦めていた事だろう。

よって2の存在があったとは言え、発売から10年経って移植がなされるなど誰もが思いも寄らなかった事であり、発表時はちょっとした衝撃があったものだ。




細かい部分は分からないが、グラフィックやプレイ感覚はアーケード版そのままと言ってよく、往年のファンにとってはまさに待望の移植と言えた。忠実な分2面クリアのデモ画面などはMD版とは異なり未使用音源が使われていないのだが、もちろんボイスはそのまま収録されているため臨場感はバッチリだ。

続編である「ストライダー飛竜2」は前年に発売されたが、こちらはPS互換基板を使用しているため、その点前作よりも移植度は上だろう。しかし99年頃の基板の性能はすでにPSを遥かに凌駕しており、すでに時代遅れの感は否めなかったのと、ジャンプアクションと言うのも受けが悪い時代だったため、こちらは前作のような伝説には至らなかった。




個人的な思い出
前述のよう、初代のゲーセンにおいての稼動期間と言うのは極めて短く、私のゲーマー時代は地元はもちろん、都内においても全く見かける事はなくほとんど幻のゲームと化していました。なので長い間MD版でしかプレイ出来なかったものですが、96年になって地元のカプコンプラザでとうとうアーケード版を見付け、やっと本物をプレイする事が出来ました。

しかしすでにゲーマーではなかったのと、MD版もクリア出来なかった事から自信もなく、やり込もうと言う気持ちはさすがに起きなかったため、結局それっきりで終わってしまいました。2000年に本作が発売された時も興味は沸きましたが、やはり苦手意識が消えなかったため、すぐには購入せず秋頃になって中古で購入していきました。


その時も正直コレクション的な意識が強かったものですが、自力で攻略をこなしていくうちにようやく初代の魅力に気付いた私は一気にやり込んでいき、やっと1コインクリアもこなせるようになりました。対照的に2はいまいちプレイする気になれなかったので、ここでは割愛します。




PLAYSTATION AND SEGASATURN FOREVER 90's


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