ストライカーズ1945II

PS SS 彩京 1998年10月22日発売

5800円 CD-ROM

(PS版は後にSimple1500シリーズとして再発)

縦スクロールシューティング

メモリーカード・バックアップメモリ対応

十字キー 自機移動

  ボタン1 ショット
ボタン2 ボム
    ボタン3 連射ショット
(ボタン配置は任意設定可能)



明暗
97年に発売され、異例とも言える超ロングヒットを記録した縦シューの名作、かつ彩京史上最高の作品である「ストライカーズ1945II」の家庭用移植版。

当時は2DであるならSS、と言うのが定説ではあったが、どうした事か今作では全く逆転している。見た目自体は大差ないものの、とにかくSS版は処理落ちが酷く、特に縦置きにした場合は画面が止まるのではないか、と言うぐらいに負担がかかるためとてもまともにプレイ出来るレベルではない。

PS版は7面辺りで多少負担がかかる場所はあるものの、それ以外の場所ではないに等しいぐらい処理落ちはかからないため、アーケード版をプレイした人にとっても何の違和感もなくプレイ出来る。

もちろん逆のパターンも通用するし、またロード時間、音質もPS版が上回っているため、価格を考慮せずともPS版が絶対的にお勧めだ。

現在ではPS2においてIとIIのカップリングが発売されているが、こちらは横画面は良いらしいが何とメモリーカード非対応なので、縦置き環境があるのであれば今でもPS版が一番と言って良いだろう。








ゲーム内容
基本的なシステムに関しては両機種とも全く同じであり、オプション画面や画面の向き等全て同じ仕様となっている。

画面モードは彩京の移植版伝統のものであり、上下が短く固定、スクロールする2種類の横画面と、なくてはならない縦置きモードの計3種類が収録されている。もちろん横画面では極めてプレイは難しく、やはり縦置きでないとまともにプレイは出来ないだろう。

画面構成に関しては、SS版は何故か面表示の位置が左にずれていると言う妙な違いがあるため、自機を真ん中に合わせたい時には不利であり、前記の事もありSS版は全く良い所のない移植と言って良い。





本質
ご存知のよう、アーケード版は縦シューとしては雷電を超えるほどの大ヒットを記録し、世紀を超えても置いてあるゲーセンは珍しくなく、少しでもシューティングが好きであれば1度はプレイした事があるだろう。

もちろんプレイしていて実に面白いゲームであるし、大ヒットした事には誰も異論はないのだが、ゲーム自体のコンセプトは戦国エースの頃から大差なく、前作との違いは溜め撃ちがゲージ付きになった程度であり、基本的システムに目新しさは全くない。それなのに前作はもちろん、他社の縦シューも寄せ付けないほどの記録的ヒットを飛ばしたのだから、これは実に類稀な事だと思う。



これはひとえにゲームバランスが素晴らしすぎた、としか言い様がないのだが、そういう意味ではゲームの本質は決して派手な演出やポリゴンではなく、プレイして面白いか否かが全て、と言う事を改めて証明させた作品であると言えるだろう。


個人的な思い出
その昔ガンバードをプレイした時、やたらと難しいイメージが付いて以降彩京のゲームは避けており、このゲームもあまりプレイしようとは思いませんでした。

よって初プレイは2000年辺りの事で、本厚木のゲーセンでプレイしたのですが、6面まで進めた事もありそこそこ対応は出来ました。しかし以前の作品に比べて道中が長めなのが個人的に辛い感がありましたので、それ以降は全くプレイする事はありませんでした。

2001年になり、改めて敬遠していた縦シューをプレイしてみようと思った私は、ようやくPS版の廉価版を購入していきました。



正直その時点ではあまり乗り気ではありませんでしたが、一旦プレイしたらハマりにハマッてしまい、信じられない事にこの飽きっぽい自分が何度プレイしても飽きる事なく、一度終わっても何度も何度もプレイしていったものです。

そのうち彩京のゲームは気合ではなく、それなりにパターン化された弾避けが要求される事を知り始めた私は、攻略サイトを何度も読み返して記憶していき、めでたく1周クリアをする事が出来ました。

直後にアーケード版をプレイし、無事こちらも1周クリアを達成しましたが、近年の縦シューはかなわない、と思っていた事もありましたから格別の味わいがあったものです。



PS・SS版いずれの画像も使用しています。


PLAYSTATION AND SEGASATURN FOREVER 90's


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