ゼビウス
(ナムコミュージアム Vol.2版)

PS ナムコ 1996年2月9日発売

5800円 CD-ROM

メモリーカード 1ブロック

8方向移動 ボタン配置は数パターンからの選択型


次世代機
ナムコのアーケードゲーム復刻シリーズである、ナムコミュージアムシリーズのVol.2に収録されたバージョン。

さすがに32Bit機だけあって、以前のハードよりも遥かに良く移植されているが、画面モードに難がありそれが致命的な欠点となってしまっている。

横画面モードは、メガドライブの縦シューのような画面の右横にスコアや残機が表示されるモードと、アーケードと同様の表示がされるモードの2種類あるのだが、どちらのモードでも必ず画面の上下のどちらかが大きく画面外に出てしまうのだ。




これではザカート系の敵や、地上物を破壊するのが非常に難しくなるため、普通に16エリアをクリアすることすら困難となっており、とても1000万点などは狙えない。

もちろん縦置きモードにすれば問題はないのだが、そのようにゲームをプレイ出来る環境がある人は非常に少ないため、スコアが少し隠れてもいいから見やすい画面にしてもらいたかったものだ。

またゲーム自体も一見すると完璧のように見えるのだが、背景の色がやや明るかったり、地上物破壊時のSEが違っていたりSEが鳴ってもBGMが消えなかったりするなどの違いがある。



無限増えはアーケード版と同様に996万点から開始されが、カンストすると無限増えもストップしてしまうので、場合によってはゲームオーバーになるまでに時間がかかってしまう。

そのようにゲーム部分に関してはかなりの問題があるものの、ミュージアム部分の資料は非常に充実しており、パンフレットやインストカードはもちろん、イラストやグッズなどがハイレゾの超美麗グラフィックで閲覧することが出来る。ロード時間がやや長いのが難点だが、それを考慮しても買う価値は十分にあるだろう。


個人的な思い出
このナムコミュージアムVol.2というゲームは、私がPSを購入する前から欲しいと思っていたゲームだったのですが、実際に購入したのは本体購入から3ヶ月後で、ナムコミュージアムVol.3を購入した直後でした。

もちろん一番のお目当てはゼビウスでしたので、最初にプレイした時は迷わず選んだのですが、ミュージアム部分は感動したものの、さすがにゲーム部分はアーケード版とは画面構成が異なっていただけあって、グラディウスなどをプレイした時ほどの感動はありませんでした。





それでもそれなりにやり込んでいったのですが、前述のような画面サイズの問題から14面以降がなかなかクリア出来ず、結局最高で58万点ぐらいしか出すことが出来ないまま止めてしまいました。

それから半年後、昔使っていたTVを使って縦置きでプレイ出来ないものか、と考えた私は、早速そのTVにPSをつなぎ、縦置きにしてプレイしていきました。その時はアーケードそのままの画面構成にさすがに感動を覚えたものですが、、さすがにPSをつなぎかえてプレイするのは面倒に感じたため、すぐにやめてしまいました。




それから4年後、2chに作者の遠藤雅伸さんが登場したのと、ビデオゲームミュージックのCDによる復刻がきっかけとなってNM2版ゼビウスをプレイしていった私は、ようやくゼビウスの本当の面白さに気付いたことも重なって、遂に1000万点を達成することが出来ました。





inserted by FC2 system