ナムコミュージアム VOL.4 | |
PS ナムコ 1996年11月8日発売 5800円 CD-ROM メモリーカード 1ブロック |
80年代後半 |
ナムコミュージアムシリーズの第4弾。 前作の発売から5ヵ月後という、それまでのシリーズ中で最も遅れたリリースとなってしまったが、それだけに中身は前作よりもさらに充実なものに仕上がっている。 今作の収録ゲームはパックランド、源平討魔伝、アサルト、オーダイン、イシターの復活と、隠しコマンドによって出現するアサルトプラスの6ゲームだ。 縦画面のゲームがアサルトとアサルトプラスのみになり、システム2のゲームも2作含まれているなど、これだけでもアーケードゲームの時代の移り変わりをはっきりと捉えることが出来るだろう。 そしてシステム面もさらに改善され、よりプレイしやすくなっている点も見逃せない。 |
システム |
前作から最も改良された点と言えば、やはりミュージアム内の展示物をチェックした時のロード時間が、皆無となったことだろう。 文字も大きく読みやすくなり、操作性もさらに改善され、インストカードなどの拡大・縮小もスムーズかつ速くなるなど、VOL.3でもかなり改善されたプレイ感覚がさらに向上している。 そしてインストカードなどを拡大・縮小している画面では、リブルラブルのメインテーマがかかるところもオールドファンにとっては嬉しい点だ。 筐体の置いてあるゲームルームでは、源平討魔伝では源頼朝が出現したり、パックランドではスーが妖精を追っかけさせたりすることが出来るなど、遊び要素も追加されていたりする。 ミュージアムの造りは、エントランスこそ前作と同じなものの、シアターと図書館がエレベーターを使って行き来するようになるなどさらに凝った造りとなっているが、これはやや面倒か。 ムービーはオープニングムービーの他に、当時源平討魔伝のために撮影されたプロモーションムービーも、コマンドを入力することによって観ることが出来る。 ミュージアム内のBGMが前作までのCD-DAからCD-XA音源になり、CDプレイヤーでそのまま聴くことが出来なくなったのはやや残念だが、ゲームの曲数が増えたこともあって致し方ない変更点だろう。 |
ゲーム紹介 |
今作ではアサルトとアサルトプラスのみが縦画面のゲームなのだが、横画面時の画面が前作までとは異なり、アーケードの画面構成のままでプレイ出来るようになった。 当然画面はさらに小さくなり、スコアもやっと見ることが出来るぐらい小さくなってしまったのだが、アーケードの雰囲気は前作までの画面構成よりも遥かに体験出来るだけに、これは良い選択だと思う。 アナログ操作は初期のアナログスティックのみに対応しており、現在使われているアナログレバーには対応していないのだが、HORIから発売されているコントローラーは初期のアナログ操作にも対応しているため、アナログ操作に拘る人はHORIのコントローラーを使うのがいいだろう。 パックランドの操作は、ファミコン版の1Pと同じようにデフォルトではボタンで左右移動、十字キーでジャンプとなっているが、十字キーで移動、ボタンでジャンプという操作も選択することが出来る。 ただやはりそれではパックランドを本当にプレイしているとは言えないと思うので、パックランドは出来ればアーケード版のようにボタンのみでプレイしたいところだ。 ボタン配置に関しても、ちゃんとHORIなどのスティックに対応した配置を選択出来るようになっているので、その辺りも徹底さはさすがナムコと言った所だ。 イシターの復活は従来のパスワードによる継続の他に、普通にセーブだけすることも可能だ。 そしてゲームを止めた後も、新たにゲームセレクト画面が用意されており、すぐに別のゲームをプレイ出来るようになっているのも、細かい部分だが素晴らしい。 パックランド 源平討魔伝 アサルト オーダイン イシターの復活 |
PLAYSTATION AND SEGASATURN FOREVER 90's |