ナムコミュージアム VOL.3



PS ナムコ 1996年6月21日発売

5800円 CD-ROM

メモリーカード 1ブロック

大幅リニューアル
ナムコアーケードゲーム復刻シリーズの第3弾。

前作VOL.2は、収録ゲーム内容が異なるだけで、基本的な作りはほとんど変わらず、言わば焼き直しといった感があったのだが、今作ではミュージアムが完全にリニューアルされ、システム面もさらに遊びやすく改良されるなど、プレイヤーの声が行き届いた結果とも言える出来となっている。

そして今作の収録ゲームは、ギャラクシアン、ミズ・パックマン、ディグダグ、ポールポジションII、フォゾン、ドルアーガの塔の6つだ。

それら計6作品の中で、最大の目玉となっているのはやはりドルアーガの塔だろう。

それまで家庭用ではファミコン、ゲームボーイ、そして大幅アレンジのPCエンジン版と、比較的多くのハードに移植されてきたのだが、いずれの作品も完全移植と呼べるものではないために、ファンにとってはまさしく待望の移植となった。




システム面の改善
最初にも触れたように、このナムコミュージアム VOL.3では、システム面がかなり改善されており、前作よりも遥かにプレイしやすくなっている。

具体的にはグッズなどをチェックした時のロード時間が短くなり、ゲーム中でもポーズをかければリセットがきくことなどが挙げられる。

ロード時間が短くなった分、グラフィックがハイレゾでなくなってしまったという変更点などもあるが、やはり前作までのロード時間の長さを考えると、ロード時間の短縮というのは正解だろう。

そしてインストカードや、当時の原画などの拡大・縮小がスムーズになり、かつ美しくなった点も見逃せない。

特にドルアーガのジオラマの拡大・縮小の美しさを初めて目の当たりにした時は、改めて家庭用ハードの進化というものを体感させられた思いがしたものだ。





ミュージアム
ミュージアムが前作までの建物から大幅に変更されたのも、VOL.3の特徴だ。

前作ではどのゲームの部屋も似たような造りとなっており、やや地味な感があったのだが、VOL.3ではそれぞれのゲームのイメージに沿った造りとなっており、似たような部屋は2つとないほど凝った造りとなっている。

そして前作までのラウンジの代わりに、BGMやゲーム中のキャラクターが見れるシアターと、開発中の資料やNGなどを閲覧出来る図書館が加わった。

データノートには新たにランクが追加され、プレイヤーの挑戦意欲を注いでくれる。





ゲーム紹介
ゲーム中のシステムも改良されており、タイトル画面かゲーム中でポーズをかけた状態で△ボタンを押すとメニューが選べるようになり、リセットや縦画面への変更が気軽に出来るようになっている。

ただ相変わらず縦画面のゲームを横画面でプレイすると、画面の右端にステータスが表示されるようになっているため、いまひとつ原作の雰囲気が体験出来ないのが辛いところだ。

特にドルアーガはまるで別ゲームのように感じられてしまうため、出来れば縦画面でプレイ出来る環境が欲しいところだ。

ギャラクシアン




ミズ・パックマン





ディグダグ





ポールポジション





フォゾン




ドルアーガの塔





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