グラディウスIIIの攻略が掲載された
ゲーメストの紹介

月刊ゲーメスト 1990年3月号
双頭龍は、メガクラッシュ1発で死ぬのを君は知っていたかな?


まだあきらめないで…先の面はこんなにスゴイんだよ。(かえってあきらめちゃうかな?)

ゲーム発売から1ヶ月、いよいよ攻略が掲載された。まず巻頭カラーではオプションハンター、5面から10面、そしてエンディングの詳細と画面写真が掲載されている。当時は3面前半でもギャラリーが付くのが当たり前だっただけに、ハイスコア掲載店でもない限りゲーセンで5面以降のプレイなどは滅多に見る事が出来ず、これらは実に貴重な記事であったのだ。

本格的な攻略はモノクロページからであり、5面までの攻略が掲載された。3面ボスの攻略はレーザーよけではなく、ボスの周りで避ける攻略が掲載されている。攻略はバイオ氏が担当されているが、編集後記によるとすでに90年の元日に1周されたそうであり、おそらくこの時点で1周していた人など全国でも数人たらずだったと思われる。また氏は当時ウィザードリィにハマっていたそうであり、毎回経験値も掲載されていた。

ハイスコアは10面が最高であり、1周は出なかったが、ほぼ同時発売のファイナルファイトも6面止まりであった。またすでに永久パターンが発覚していたので、以降全て面数勝負が基本となっていた。ランキングでは人気1位を獲得したが、これが最初で最後であった。




月刊ゲーメスト 1990年4月号
ステージマップで完全攻略!
やって来た!!最難関キューブ面 最終面も目前だ!


5面を抜ければ7面、7面を抜ければ8面まで行けるぞ!そして、ラストの10面だぁ〜っ。

今号では6〜9面までの攻略。9面のキューブに関しては99個全ての性格が掲載されているが、もちろん参考にはなるものの、これを読んだだけで全対応出来る人は余程の天才でない限り無理だろう。自機の位置は定番の左下であるが、大阪方面では左上がメジャーだったとの記述もある。

ハイスコアは2ヶ月目にして全装備1周が達成された。なお翌年の「なんですか」において、今号にキューブのパターンが掲載されている事が紹介された事から、90年度のゲーメストにおいて一番最初にバックナンバーが完売となった。







月刊ゲーメスト 1990年5月号
ついに最終面だ!!
全体マップ付きなので、その面に来れない人も見て楽しめるん・だ!


最終10面の詳細な攻略が掲載。ただ「パロディウスだ!」が発表され、グラIII人気にも陰りが見えてきたか、とうとう中盤での扱いとなってしまった。

しかし攻略自体の出来は素晴らしく、ほとんど全てのポイントがマップ付きで細かく解説されているため、解説にもあるようこれを丸暗記してしまえば、本当に10面を初プレイでクリア出来てしまう人もいるかも知れない。それぐらいに超詳細な攻略なのである。

本誌の内容はAOUショーと体感ゲーム特集などである。







月刊ゲーメスト 1990年6月号
最終回だ!気合を入れて復活パターンの紹介だ!
おまけに各ステージでどの装備が使い易いかの表も付けたぞ!


今号はコナミファン必見のコナミ特集。やはり巻頭はAOUショー人気No.1であったパロディウスであったが、グラIIIの記事も復活パターンを中心に掲載されている。がしかし、最も肝心なシャドーギアの図がどうも入れ替わっているような感じがするので、正直これだけでは分かり辛いのが難。

ハイスコアは、もはや伝説的なゲーマーであるHIR氏が、EDITにおいて3周目5面と言う驚異的な記録を叩き出した。今なら数多いかも知れないが、今号発売が90年4月30日、つまり90年3月の時点で達成していた事を考れば訳が違う。まさに天才ゲーマーであり、これはもはや超人的な記録と言っていいだろう。ただまもなくとうとう無敵技が発見されてしまったので、これがハイスコア掲載時の最高記録となった。








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