グラディウスIIIが掲載された
ゲーメストの紹介

月刊ゲーメスト 1989年10月号 読者のアイディア爆発

中カラーにおいて、グラIIIアイデア募集の各部門賞の発表。全てが全てゲームに採用された訳ではないが、入賞イラストのボスには後のシルバーガンやグラディウスVに似たようなボスが描かれていたりして、なかなか驚かされる。

左上に掲載されているのは、当時のライターであった山河氏による初代からのオプションの歴史が紹介されている。その他本誌の記事はダライアスIIやエリア88の特集、そしてナイトストライカーの開発者インタビューなどが主な内容だ。









月刊ゲーメスト 1989年11月号 輝けグラIIIアイディア賞!!

今号では各受賞者らへの授賞式の模様が掲載されている。準受賞者までの4人に町口氏のインタビュー、そして準受賞者に贈呈されたグラディウスII・沙羅曼蛇のオリジナル基板の紹介などが主な内容だが、後者の基板に関してはタイトル画面に各受賞者の名前が漢字で掲載、つまり世界に1枚ずつしかない基板であるため、これは値が付けられないほど貴重なものだ。

その他内容に関しては前号同様、ダライアスIIやエリア88の紹介が主な内容だ。

(受賞者は一般人の方々なので、画像は控えさせて頂きます。)






月刊ゲーメスト 1989年12月号 待ってたドン!

今号において遂にグラIIIの画面写真が初掲載。しかしまだAMショーバージョンであるため、発売バージョンとは大分異なる作品となっている。見ての通り1面の背景が2周目のもの、ボスがワイバーン、そして3面が宇宙植物面だったりするなど、明らかに発売バージョン以上の難易度を誇っていた。

当時のAMショーは招待状がなければ入れず、つまり一般人として入場してきた人は余程のゲーセンマニアである訳だが、そんな人たちでもほとんどが3面で終わっていた事からも、その難易度の高さを理解していただけるだろう。本誌はもちろんAMショー特集であり、同じく注目を集めていたR-TYPEIIや、ストリートファイター89、つまり後のファイナルファイトなども紹介されていた。





月刊ゲーメスト 1990年1月号 もうすぐ君も 神話に会える!

巻頭ページにおいてほぼ完成に近いバージョンの紹介。しかしEDITモードは市販バージョンとは異なり、特に「!」ゲージがリデュース、ノーマル、スピードダウンの3つで残機オプションはまだなかった。ただし左横の解説では市販バージョンが紹介されている。

リデュースが「!」と言う事は当然フォースフィールドと共有出来る訳であり、画面写真においてもそれが確認されているので、実際にプレイ出来たとしたら大分難易度が落ちていた事だろう。本誌内容はAMショーにおいて発表されたゲームが主だ。








月刊ゲーメスト 1990年2月号 いよいよモアイも出現 人気爆発!!

今号は年末恒例のゲーメスト大賞号。グラIIIは90年度に入るので当然ノミネートの対象にはなっていないのだが、そんなゲーメスト大賞を差し置いて巻頭特集。

もちろん発売バージョンであり、あの歴史を彩るオープニングから各パワーアップ、そしてステージ7までの面紹介と、実に4ページも特集されている。これだけでもいかにグラディウスシリーズのネームバリューが凄まじいものだったか、当時を知らない方にも理解して頂けるだろう。

ゲーメスト大賞はご存知テトリスであり、その他ワルキューレやダライアスII、ストライダー飛竜などが部門賞に輝いていた。






月刊ゲーメスト 1991年2月号 ゲーメスト大賞3位 ベストVGM賞

90年度のゲーメスト大賞号。大賞はご存知ファイナルファイトであり、2位がパロディウス、そして3位にグラディウスIIIが輝いた。グラIIIの難易度を考えると3位と言うのは高すぎのような感も受けるが、それだけグラディウスのネームバリューは高く、熱心なファンが付いていた事の証明だろう。

部門賞においてはベストVGM賞をグラIIIが獲得した。オリコン26位を記録したアルバムはナイスト収録のダライアスIIに敗れたが、ナイストの出来を考えれば仕方がないとも言えるだろう。









月刊ゲーメスト91年5月号付録
ゲームミュージック・ゲームビデオALLカタログ


ゲーメスト5周年を記念して製作された特別付録。91年3月までに発売された全アーケードゲームのCD、ビデオが紹介されており、曲順はもちろん、ひとつひとつに編集部員のコメントまで掲載されているので、大変に資料的価値の高い1冊だ。

グラIIIのサントラ、ビデオはいずれも水島屋T.J氏が担当されており、どちらも大絶賛がなされている。特にVGMはゲームミュージックに造詣が深い氏が絶賛しているのだから、その完成度の高さも当然だろう。









月刊ゲーメスト91年8月号増刊
ザ・ベストゲーム 史上最強のビデオゲーム本!!
シリーズ最強の難度、君はクリアしたか?

発売されるたびに、毎回大きな話題の渦を巻き起こすグラディウスシリーズ。
その第3作である。シリーズ中最も難しいという評判の高いグラIII。苦しみ、涙したプレイヤーは数多い。


当時のゲーメスト編集部が総力を上げて完成させた、まさしく史上最強のビデオゲーム本である「ザ・ベストゲーム」。グラディウスIIIは20位と、ノミネートされたゲーム中ではグラディウスシリーズ中最下位となってしまったが、それでもあのバッシングの中でランクインした事は驚異であり、好きな人は本当に好きなゲーム、と言う事を改めて証明させた感がある。

担当はFRS-N.O氏がされているが、やはり難易度についての言及が最も目に付き、全体的に批判めいている感が伺える。まあ当時はネットによる攻略などないし、3面まで行けばギャラリーが付くような時代だったので、批判中心などは当然とも言えた。グラディウスシリーズの特集では初代と沙羅曼蛇が中心であり、グラIIIは紹介にとどまった。





月刊ゲーメスト92年7月号付録
ゲームミュージック・ゲームビデオALLカタログPARTII


92年5月までに発売されていた全アーケードゲームのCD、ビデオが紹介されている。今号では曲順は省略されているが、編集部員のコメントは全てに付いているし、またお勧めの1作も紹介されているなど、今作もまた資料的価値はとても高い1冊に仕上がっている。

コナミのお勧めの1作はグラディウスシリーズではなく、サンダークロスだ。グラIIIのCDのコメントはずるずる氏、ビデオはFRS-N.O氏が担当されている。ただし見ての通りビデオはパロディウスと写真が間違っているのが難。











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