グラディウス・ポータブル

PSP 2006年2月9日発売

5040円 UMD
(現在はベスト版として2940円で販売)

横スクロールシューティング

メモリースティックDUO対応

十字キー 自機の8方向移動

ボタン1 ショット
ボタン2 ミサイル
  ボタン3 パワーアップ



超豪華版ポータブル
「グラディウス・ポータブル」はPS、PS2で発売されたグラディウスV以外のグラディウスシリーズを1本のソフトとしてまとめたもの。つまり画面構成やオプション画面などを見れば分かるように、純粋アーケード版の移植ではないため、各ゲームの特徴などはおよそPS、PS2版と同じと言ってよい。

よってグラディウスIIIなどは、致命的欠点とも言える遅延もそのまま受け継がれているため、アーケードの完全な移植を願うファンにとってはがっかりさせられる面も多々あるものの、それでもこれまでどの機種でもなしえなかったグラディウスシリーズの集大成とも言えるべきソフトの発売は、多くのファンからの支持を受ける事に成功した。




PSP版ならではの特徴
PSPと言えばやはりその美しいワイドな液晶画面が売りのひとつであるが、全タイトルともオリジナルから画面比率にあったものまで数種類のモードが用意されている。しかし本作も他のレトロゲーム移植版と同様、フル画面に対応させてしまうと画面がボケすぎてしまい、グラディウスの美しい世界を十二分に堪能出来ない。

原作に忠実な画面比率にすればボケはなくなるのだが、この場合だと額縁の中に思いっきり小さく表示される羽目になってしまい、今度はPSPの大画面が堪能出来なくなってしまう。こればかりは液晶である以上仕方のない事であるのだが、やはり残念の一言に尽きる。




それを除けば全体的にはフレンドリーな作りになっており、携帯機ならではの途中セーブ・ロードが可能な事や、そして全移植作品中最も充実したギャラリーモードにより、全曲、全ムービーが自由に堪能出来る。

よって画面構成や、ベタな家庭用の移植である事を除けば非常に良く出来たソフトではあるので、PSP持っていてグラディウス世代の人はまず買わない手はないのであるが、やはり携帯機である以上十字キーでプレイしなければならない宿命があるため、いかにゲームが面白くてもアーケード育ちの人間にとっては100%満足いく事はないだろう。

なので出来れば今からでも据え置き機で再発売、もしくはXbox360などで配信し、HDの美しい画面でグラディウスを堪能出来れば今度こそ文句の付けようがない出来になるだろう。






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