A級シューターの条件


石井ぜんじ

おそらく日本の全人口の0.0025%ぐらいを占めていると思われる謎の存在、
A級シューター。ここではその人格を浮きぼりにすべく努力してみた。




A級シューターとは…

A級シューターとは、一言でいうととてもシューティングのうまいプレイヤーのことである。どんな弾でもよけてしまう、すべてのシューティングファンの夢であるA級シューター。このコーナーではA級シューター独特の特徴と、その生態に迫ってみた。


A級シューターの特徴

A級シューターが他のシューティングファンと根本的に異なるのは、反射神経のすごさだ。どんなシューティングでも、「よけてしまえば勝ち」と思っている。そう、A級シューターの一番の特徴を一言でいうと、「よけるが勝ち」なのである。彼らに聞くと、まずひたすらよけ、どうしてもクリアできなかったら考えるという。


A級シューターはスピード狂だ!

A級シューターはやたらやたらスピードを取りたがるヤツが多い。これはA級シューターに共通して見られる顕著な傾向だ。なぜこんなにスピードを取りたがるのか。それは自分の腕に自信があり、よけること自体に喜びを見いだしてしまっているからだろう。

スピードが速くて敵にぶつかったら自分のせいだから納得できるけど、遅すぎて死んだら納得できない……これはあるA級シューターの発言である。また、他のA級シューターは、シューティングが発売されるとやたらスピードが変えられるかだけを知りたがる。A級シューターにとってはここまで魅力的なものなのだ。


A級シューターはノリがいい!?

A級シューターの恐ろしさは、その集中力である。いったんノリだしたらたまらない。凡人は、少しずつうまくなっていく。初めて面をクリアしたとき、新しい面に対応できなかったり、残機の少なさのプレッシャーに負けてしまう。

しかし、A級シューターは違う。1周目をクリアしたら、そのプレイで一気に2周目もクリアしてしまう。それがA級シューターなのだ。


A級シューターは初プレイに強い

A級シューターは反射神経と集中力にすぐれている。そのため、異常に初プレイに強い

やはり弾よけの才能は、シューティング全般に通用するらしい。新しいゲームが出ても、やはり基本は弾よけ、もちろんそれまでのシューティングの知識もあるだけにA級シューターに怖いものはないのだ(宇宙戦艦ゴモラなどは例外だと思うけど)。


「とりあえずひたすらよける」

あるA級シューターは、グラIIIの結晶面でひたすらよけていたという。すさまじいよけを繰り返し、画面の半分は結晶で埋まったが結局やられてしまった。これを見ていた別のA級シューターがよけをあきらめ、結晶で自機の周りを囲うことを考え出したといわれている。


「とりあえずスピードくれ!」

とあるA級シューターにAMショーで会った。ゼクセクスを初めてプレイし、2速をとったが、「遅い!」と言って3速をとった。彼にとって3速が標準速なのだ。ちなみに、グラIIでは4速を使っていたらしい。 また、サラマンダで8速以上とり、"どこまでいけるか大会"していたA級シューターもいたという。最終面シャッターの中盤でやられたようだ。


「とりあえずノッてしまえば勝ち」

あるA級シューターは、雷電を2周クリアしたとき、ボンバーがなく残機も少なかった。しかし…。彼はそのプレイで3周目をバリバリ進み、ノリだけで1000万出してしまったという。


「とりあえず覚えなくても進める」

1943で初プレイ大和までいかないとA級シューターとはいえないだろう。エリア88、サイドアーム初プレイクリアはよく聞く話だ。ちなみに、あるA級シューターはR-TYPE初プレイで5面までいき、5面で死んだあと、「こんなの覚えてなきゃだめじゃん」といったと伝えられている。


A級シューターの人格

1、明るい(ゲームしていてうるさい)

2、基本的に短気(早く敵を倒したい)

3、楽観主義(いつかクリアできる)

4、飽きやすい(ニューゲームに乗り換える)

5、落ち着きがない(常に自機が動いている。安全地帯が嫌い→探すのは好き)


A級シューターを科学する

楽観的でノリのよい性格。

視力は以外に悪いがメガネはかけていない(心眼が開いている)。

指には常時タコができている。

前後左右のいずれの弾もよける。活動的でやせ型。運動能力あり。

年齢は16〜22歳。A級シューターはゲームにも飽きやすい(若いときのほうがうまい)。



ゲーメスト復刻メインへ戻る。


inserted by FC2 system