レイディアントシルバーガン
サントラCD紹介

RADIANT SILVERGUN SOUNDTRACK+
MUSIC BY HITOSHI SAKIMOTO


東芝EMI 1998年8月9日発売

SS版発売直後に発売されたサントラCD。帯にもあるよう、前半にはミディアレンジが収録されており、後半にオリジナルサントラ収録と言う形が取られている。アレンジは全曲なので、一見すると大変に豪華に思えてしまうのであるが、はっきり言って完全にオリジナルに負けているため、作成した方々には悪いがその存在意義は蛇足に等しいものがあった。

と言う訳でやはりシルバーガンと言えばオリジナルに尽きる。ゲーム本編の出来はそれこそ神懸り的であるが、グラディウスのように名作は名曲を呼ぶのかBGMの出来も本編に負けないぐらいの出来であり、やはりゲーム史に輝く金字塔と言って過言ではない。特に当時の縦シューは、ゲームが面白くてもBGMはまるで印象に残らないものがほとんどだったため、より一層シルバーガンの凄さが光っていたものだ。

崎元氏作曲のメロディも凄いのだが、さらにそれを際立てているのが音色の美しさだ。SS版を初めてプレイした人であれば、最初は誰もがCDからの音源と信じて疑わなかったはずである。しかし実際はCD-DAどころかAIFF音源でもない…まるで本当の楽器を演奏しているかのように聞こえる美しいBGMが、実は全て内蔵音源だと言う事を知った時の衝撃は計り知れないものがあったのだ。特に3Aの鐘の音がインパクトが強く、鐘の音が印象に残るBGMはあの「ゼルダの伝説」以来であった。

ただシルバーガンの場合はゲーム中の演出にかなりシンクロしている部分があるため、普通にBGMとして聴くのではなく、やはりゲームをやり込んでからの方がより一層雰囲気を味わう事が出来るだろう。


2AのBGMを聴けば自然と最初のボスに出会う前の演出、4B以降のBGMを聴けば、ボスのLUNAR-Cの登場の演出、サビ部分を聴けばダンゴムシにスプレッドを当てて点かせ、そして5Aはミリ単位の動きが要求されるあの緊張感などが自然と目に浮かんでくると言うものだ。

サントラ盤もゲーム同様、長い間入手困難となっておりヤフオクではプレミアも付いていたが、2002年3月に突然アマゾンにおいて再発売された。待ちに待ったユーザーたちはこぞって購入し、一瞬ではあるがCDランキングで1位を獲得してしまったほどの売れ行きを見せたものだ。現在は別会社から2500円で再発売されており、内容自体は全く同じなので未所有の方は廃盤にならないうちに買っておこう。


当時ゲームにも異常なまでに熱中した私は、当然サントラも欲しくて欲しくてたまらなかったものですが、あいにくSS版を購入した時は廃盤だったため、買う事は出来ませんでした。ゲームにはサウンドテストが付いてますので、PCによる録音も出来ない事はなかったのですが、SSはノイズが強いため断念しました。

アマゾンで再発売された時は時すでに遅しであり、私が気付いた時にはすでに完売してしまっていました。しかし諦めきれない私は検索しまくり、4件辺りに予約を入れた所、現セブンドリームのみ在庫がありましたので、無事購入に至りました。セブンドリームに在庫がある話はネットにも出ていなかったのですが、この時実は英語で入力しないと検索結果が出なかったため、これが盲点となり気付かない人が多かったためだと思います。


GAMEMUSIC MEMORIAL


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