ニンジャウォーリアーズ
サントラCD紹介

名盤ニンジャウォーリアーズ

ポニーキャニオン/サイトロンレーベル 1991年10月21日発売

ニンウォリが最初に収録されたアルバムはサイトロンレーベルの記念すべき1作目であったが、88年発売のため91年当時にはすでに市場から姿を消しつつあった。

しかしニンウォリのVGMの評価の高さはゲーマーであれば誰もが周知の事実であったため、そんなファンのリクエストに応えた、かどうかは知らないが、91年になり新たにリリースされたのがこの「名盤ニンジャウォーリアーズ」だ。

収録曲はもちろんオリジナル全曲に、「ダディ・マルク」のライブバージョンが収録されている。冒頭のデモBGMはゲーム中とは異なりナレーション入りであるが、これが収録されている基板は存在するのでしょうか?後のMEGA-CD版にはこちらのバージョンが収録されており、台詞も画面に表示される。

本作の発売当時、まだ私はニンウォリは未プレイでしたが、ゲーメストの影響でそのVGMの評判は前々から噂に聞いていたものですから、関心自体はありました。ただ発売当時はまだ未プレイゲームのサントラは購入する気にはなれなかったので、購入したのは翌年の秋ぐらいであったと思います。

感想としては、さすがにゲーム史を代表する名曲中の名曲である「ダディ・マルク」は素晴らしいものがありましたが、それ以降のBGMに関しては言われているほどでもない、と思いました。

ただMEGA-CD版をプレイしてからはその良さを次第に理解出来つつありましたので、ドラゴンスピリットなどと同様ゲームをプレイしている間に聞いてこそその真価が発揮されるVGMだと思います。

また代表曲である「ダディ・マルク」には所々歓声が入りますが、あれは一体何の意味があるのでしょう?未だに理由が分かりません。

アレンジはライブバージョンなので手拍子などが気になりますが、全体的な完成度はとても高いので私的には十分満足でありました。









ニンジャウォーリアーズ コンプリートアルバム

ポニーキャニオン/サイトロンレーベル 1993年3月19日発売

この1週間前に発売されたMEGA-CD盤のために全曲フルアレンジされたBGMを収録したアルバム。ゲーム中に聴く事を前提として製作されたため、基本は原曲に忠実なアレンジとなっているが、いずれの曲も素晴らしく、個人的に未だに大好きなアルバムのひとつだ。

前述のよう、プレイ前と言う事もあるせいか「ダディ・マルク」以外のBGMはあまりピンと来なかったのですが、本作に関しては常に最初から最後まで通して聴いていたほどであり、それだけの事実からも、そのアレンジの良さが分かっていただけるだろう。特に「ジャパニーズ・スマイル」や「マザーレス・チルドレン」のアレンジはお気に入りでして、新たに後半部分にメロディが追加された格好となった後者などは、正直聴いている間に惚れ惚れとしてしまったほどだ。

また「ZUNTATA ON THE AIR」と、ズンタタのメンバーによるテレビ番組を意識したと言われる妙なトラックが6つも収録されている。ゲーム内容とは全く関係ないので、完全にお遊び企画であるが私的にはそれなりに面白かったので、1度ではなく何度も聴いてしまったものだ。

ジャケットはMEGA-CD盤と共通であるが、これも見て分かるように非常に格好良く、私などはお店で見た瞬間に思わず手にとってしまったほどだ。ジャケット裏にはMEGA-CD版の写真が掲載されているが、ライナーにはアーケード版が掲載されている。

この当時はTAHARAがかなりのゲームミュージックCDを置いており、私はいつも本厚木店で購入していたのですが、このニンウォリコンプに関しては何と平積みされていたのです。

ゲームのCDが平積みされるなんてドラクエ以外では滅多になかった事ですし、しかもニンウォリ自体ゲーマー以外は知らないようなゲームですから、これだけでもタイトー、サイトロンとしても余程の自信作だった、と言う事が伺えると思います。

特に購入する気はなかったのですが、平積みとジャケットの格好良さに思わず手にとってしまい、即レジへと直行してしまいました。

よって衝動買いのような感覚だったのですが、前述までのようそのあまりの出来の良さにそれはそれは聴き入ってしまったものです。よって私的にも大分思い出深い一作であり、今でも私にとっては大切な忘れられない1枚のひとつなのです。




GAMEMUSIC MEMORIAL


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