ファイナルファンタジー ファミ通クロスレビュー

週刊ファミコン通信 1993年4月2日号 No.224掲載



東府屋ファミ坊

9点
"力作"という表現がぴったりのRPG。画面表示、シナリオ展開など、『ドラクエ』を意識しながら『ドラクエ』を越えようとする意欲がうかがえる。マニアックになりすぎているところが欠点といえば欠点だが、積極的にゲームを楽しもうという姿勢さえあれば気にならない。
水野店長

9点
『ドラクエIII』の発売が延期され、何を隠そういちばん喜んでいるのはスクウェアのみなさんじゃなかろーかという気がする。『ファイナルファンタジー』は、よくできたRPGといえるだろう。物語的にもゲームデザイン的にも、水準を上のほうでクリアーしている。操作性もグーだね。
森下万里子

9点
RPGはみんなそうかもしれないけど、とくにこのゲームは魔法の装備のしかたが難しい。それが理解できるころ、そしてストーリーも飲み込めてきたころから、がぜんおもしろくなります。天野喜孝氏によるキャラクターがとても凝っていて、すごくしっかりしたRPGです。
ガスコン金矢

8点
戦闘シーンでは、順番にパーティーのなかのひとりが歩み出て、攻撃をする。その動作が遠い昔、♪あの子がほしい、とはやしたてながら遊んだ記憶を呼び起こす(そんなの知るかって)。いいゲームは前頭葉を刺激するだけじゃなく、ふるい大脳皮質に働きかけてくるものだ。



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