忍者ハットリくん

ハドソン 1986年3月5日発売

4900円 ROMカセット

横スクロールアクションゲーム

十字キー マイキャラ移動

 Aボタン ジャンプ
Bボタン 手裏剣



ハドソン藤子作品第1弾
ハドソン初の藤子不二雄原作漫画のファミコンソフト。

70年代末からのドラえもん人気の大爆発により、次々と60年代の藤子作品がコロコロコミックやテレビ朝日でリメイクされていき80年代前半はまさに藤子漫画最高潮の時代であった。当然ゲームメーカーからは喉から手が出るほど欲しいコンテンツであったが、「忍者ハットリくん」はこのようにハドソンから発売される事となった。

「キャラクター物」と言えばやはりバンダイであったため、正直ハドソンが版権物と言うのは不思議な感もあったのだが、やはりこれはコロコロコミックとの長年の信頼関係のたまものであったのだろう。無論本誌では前年より大特集されていき、高橋名人の話によれば予約が殺到、3日で在庫がなくなり簡単にミリオンを達成したと言う。




ゲーム内容
内容的にはオーソドックスな横スクロールアクションとなっている。Aボタンでジャンプ、Bボタンで手裏剣と操作も至って普通であるが操作性がいまひとつな感があり、アクションとしての完成度は高いとは言えない。

システム的な特徴としては残人制にも関わらずライフ制も取り入れられている事であり、実に9ポイントものライフ制となっている。これは実にフレンドリーすぎる仕様であるのだが、ダメージを食らっても無敵時間は一切存在しない、つまり簡単に連続にダメージを食らってしまう訳で、運が悪いと簡単に死んでしまう。

原作での楽しみであった忍法は画面上に用意され、メカ忍を倒すと出現する巻物を入手すれば1つ使用可能となり、セレクトボタンで選択して使用する。ほぼ同時にライバルの影千代も出現するが、奴に触れると忍法を取られてしまう。

その代わり八方手裏剣を使って連続で攻撃すると、エクステンドが可能となる。同じくライバルのケムマキも出現するが、奴はフルーツを落としてくれる味方となっている。

道中には隠れちくわが存在し、これを20個集めると一時黄金色となり無敵に、しかもスコアが倍になる。16エリア中2箇所に隠れキャラの高橋名人の顔が出現するが、前者が20万点、後者が200万点なので後半にうまく合わせる事が高得点のコツであった。

エリアの最後には父親のジンゾウが待っており、ちくわを稼ぐボーナスステージとなっている。





個人的な思い出
当時はコロコロコミックもアニメも毎回見ていたほどの藤子漫画の大ファンでしたから、当然この作品も大変に楽しみにしていたものです。最初は12月頃発売だったため、3月に延びた時は大変がっかりしたものですが画面も忍法の画面がなくシンプルなものから現在の形に変わったため、これには待った甲斐があったと言うものです。

もちろん発売日に購入してからは相当やり込み、LEVEL4をクリアはもちろん前述のようなスコア稼ぎも普通に可能となり友人の家でも披露していたものです。







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