ナゾラーランド


サン電子 1987年2月7日発売

2980円 ディスクカード・両面

バラエティ

マガジンディスク
ディスクカードの書き換え500円と言う特徴を活かし、雑誌を読む感覚でゲームをプレイ出来るよう作られたソフトがなんきん氏のイラストがタイトルを飾る「ナゾラーランド」だ。

雑誌と言うのは数種類のコーナーから構成されているのが普通だが、このナゾラーランドではコンセプト通りにその雑誌の特性をそのまま取り入れ、計8種類のゲームが用意されている。

ひとつのディスクに8つのゲームが収録されていると言うのは非常に画期的ではあったが、所詮ディスクカードの容量などたかが知れているし、内容自体も「質より量」なので、たわいのないゲームばかりであった。

そんな中で最もまともにプレイ出来たのが、「日本一周ウルトラクイズ」であった。

おそらくファミコンでは初のクイズゲームであり、また80年代はクイズ番組が真っ盛りであった事からも、このクイズゲームはそれなりに話題を呼び、以後の続編でも看板タイトルのひとつとなった。

内容は3択クイズで、正解すると他の地域にお金を払って進めるようになり、全国にちらばる7つ全て集めると願い事が叶うというナゾラーボールを集めるのが最終目的。

もちろんプレイヤーが自由に願いを叶えられるはずもなく、クリアのご褒美は3-D MAZEのマップが表示されるだけと言う、それなりに苦労しなければならない割には割に合わない褒美であった。




個人的な思い出としては私は2を先にプレイしたため、どれも中途半端な作りのこのゲームには全くのめり込む事が出来ず、あまり印象に残るゲームとは言えませんでした。

発売の時期的にもリンクの冒険やドラクエIIの影に隠れ、雑誌などでも攻略が扱われた事はほとんど記憶にないため、全てのゲームをクリアするのはかなり根気が必要とされたはずだが、もしそれを成し遂げる事が出来たならば本当に大したものだと思う。










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