燃えろ!! プロ野球

ジャレコ 1987年6月26日発売

5500円 1Mbit+512KbitROM

野球

十字キー 選手・変化球操作

Aボタン 打撃・投球・送球
   Bボタン バント けん制球 走塁



初のヒット作 しかし…
ジャレコと言うメーカーはファミコン黎明期からのメーカーであり、ユーザーへの知名度もそれなりにあったのだがどうにも代表作がなく、ユーザーからは完全に2流メーカー扱いされヒット作など誰もが期待してもいなかった。

それだけにこの「燃えろ!! プロ野球」が発表された時の衝撃はかなりのものがあり、ファミコン業界は下火を迎えていながらも発売と同時に大ヒット、ファミマガの売り上げポイントでも3桁の数字を叩き出した。しかし以降はご存知の通り、リアルさ云々よりもその出来の粗さばかりが話題となり、中古市場では空前の大暴落、完全にネタ満載のお笑いゲームへと化してしまった。





個人的な思い出
発売前は野球そのものに関心がなかったものですから、当然燃えプロの記事もあまり読んではいませんでした。7月ぐらいになってからようやく野球に興味を持つようになり、それと同時ぐらいに燃えプロも購入していきました。

ファミスタはまだ購入前だったためゲーム性に不満を抱くはずもなく、野球ゲームは「こういうもの」と思ってプレイしていたものですから、すぐに売却した友人とは対照的にペナントレースまでプレイしてしまうほどの力の入れようでした。

ただ私のROMには大きな欠陥があり、フライが打ちあがった時に塁に戻ろうとしても一瞬振り返るだけですぐに進塁してしまうという致命的なバグが存在しました。


つまりボタンを連打して少しでも進塁を防ぐ事しか出来ないため、当然タッチアップも不可能な訳です。これも「そういうもの」だと納得していたのですが、後に友人宅でプレイした所普通に帰塁出来てしまいましたので、顔見知りの店員さんにわざわざ注文して頂いたROMが欠陥品だった、と言う事実を知った時は非常にショックだったものです。

と言うわけで、私にとっての燃えプロは「バントでホームラン」でもなければ「全員オウ」でもない、「フライが上がっても帰塁が出来ない」それに尽きるゲームでした。







FAMILY COMPUTERへ戻る。


inserted by FC2 system