究極ハリキリスタジアム88 | |
タイトー 1988年12月16日発売 5500円 2Mbit バッテリーバックアップ 十字キー 選手移動 球速・変化球操作 Aボタン 打撃 投球 送球 Bボタン 走塁 |
詰め合わせ |
「究極ハリキリスタジアム」はタイトー初となるファミコン版野球ゲームだ。いわゆる88年夏の4大野球ゲームとしても数えられたソフトでもあるが、「ファミコン必勝本」などの大プッシュもあり、4作の中ではかなりの注目を集めた。 内容的には基本は「ファミスタ」、ピッチングは「燃えプロ」のセンター側視点、そして「EXベースボール」の選手育成など、これまでの野球ゲームの良い所取り、と言った感がある。 チームは従来の12球団に加え、アイドール、通称Iチームなる当時のアイドルで構成されたオリジナルチームが用意されているのも特徴だ。この場合、アイドルの名前と言っても普通の女の子の名前でもある訳で、特に名前が変えられる事なくそのまま表示がなされている。 もちろんグラフィックも異なり、ソフトボールのような女性らしいユニフォームとなっているが、選手の成績は実際のアイドルの序列を元にしているのが面白い。 試合開始前はどこかで見たようなアナウンサーと解説者が登場する。当然名前は出て来ないが、両者ともあまりにも似すぎているため、今だったら絶対に不可能だろう。 これだけを見れば大変に面白い野球ゲームだと捉えられるだろうが、最も肝心な「野球ゲームとしてのバランス」がいまひとつであり、ファミスタの牙城を崩す事は出来なかった。 |
個人的な思い出 |
88年の夏はファミマガはもちろん、ファミコン必勝本もほぼ毎号読んでいましたから、当然本作の記事も熱心に読んでいました。しかしグラフィックなどがあまり好みではなかったので、初代は購入する事はなかったのです。 そして12月、近所のゲーム屋に足を運んだ所、偶然本作を見付けたのをきっかけとして購入しました。その当時はゲーム雑誌はパッタリと読む事がなくなってしまいましたので、88年度版が発売されている事は全く知りませんでしたから、ちょっとした衝撃がありましたね。 内容的にはあまり印象には残ってはいないのですが、このゲームはライトの肩を強くすると簡単にライトゴロを成立させる事が出来ますので、それがプレイしていて一番面白い所でしたね。 |
FAMILY COMPUTER |