新宿中央公園殺人事件


データイースト 1987年4月24日発売

3300円 ディスクカード・両面

アドベンチャー

コマンド操作 Aボタン 決定
          Bボタン キャンセル

ハードボイルドAVG
データイースト初のアドベンチャーゲームで、同社の家庭用ゲームの看板キャラともなった神宮寺三郎の主演第1作目がこの新宿中央公園殺人事件だ。

これまでファミコンゲームのでは年齢層が低いということもあり、子供向けのキャラクターが多かったが、この新宿中央公園殺人事件では主人公の探偵・神宮寺三郎からアシスタントの洋子、淀橋署の熊野刑事ほか全ての登場人物が黒色を効果的に使った劇画調のグラフィックで描かれているため、それまでのファミコンゲームから受ける印象とはかけ離れたグラフィックとなっている。

以後この神宮寺三郎が主人公のゲームはシリーズ化され、SSやPSにまでシリーズが発売された長寿作品となった。


ゲーム内容
ゲーム自体は極めてオーソドックスなAVGだが、これ以前に発売されたポートピア連続殺人事件やさんまの名探偵のように相棒に命令をさせて捜査を進めるのではなく、プレイヤー自身が神宮寺となって捜査を進めていくようになっている。

そして主人公の探偵が神宮寺三郎という大人のキャラクターであるということもあり、その部分を強調するためか「タバコをすう」というコマンドが用意されているのもこのゲームの特徴だ。

もちろんこの当時ゲーム中でタバコを吸うゲームなんてなかっただけに、この「タバコをすう」というコマンドは新鮮に感じたものだ。




それ以外での特徴といえば、通常は普通のAVGのように一枚絵のグラフィックのみでゲームは進行していくのだが、事件現場となった新宿中央公園とその周辺では、フィールド型RPGのような見下ろし型の画面となるというのも大きな特徴のひとつだ。

これによって事件現場を細かく調べたり、聞き込みしたりできるという訳だ。

ただストーリーは大したことはなく、ある程度進むと犯人が読めてしまうのが厳しいが、犯人の犯行手口は現実には絶対にありえないだけに、これはゲームならではだろう。










15日間
そしてこのゲームの最大の特徴といえば、捜査期間があらかじめゲーム内の日にちで15日と決められており、1度ゲームを中断すると1日経過するということにある。

捜査を進める上で、日付をうまく調整しないと会えない人物がいるために、この日付というのはゲーム上で非常に重要になっているのだ。

日付といっても要は中断の回数なので、それほど凄いシステムというほどのものではないのだが、それでも当時はこういったゲームは他になかったこともあってかなり関心したものだ。

まだまだパスワードが主流のROMカセットでは、こういうセーブの回数まで記録するというのは難しかったと思われるので、ディスクカードの利点をうまく活かしたシステムと言えるだろう。


当時のお話
私がこのゲームをプレイしたのは発売からしばらくしての事で、このゲームを書き換えてプレイしていた友人の影響でした。

それで私も書き換えてプレイしたのですが、ゲーム内容はまあ普通ですし、ストーリーもポートピア連続殺人事件や、さんまの名探偵のようなどんでん返しがなかったため、正直これと言って強い印象は残りませんでした。

ただ主人公の探偵、神宮寺三郎がそれまでのファミコンゲームには見られなかったキャラクターであった、ということからファミマガなどで「神宮寺は実在する?」といった噂が飛び交い、結局実在はしなかったのですが読者による神宮寺の発見報告などが一時期流行ったので、これは読んでいて面白かったですね。


またエンディングで神宮寺三郎の主演第2作目が出る、という予告があり、その予告通りに翌年横浜港連続殺人事件という続編が発売されたのですが、こちらはドラゴンクエストIIIの発売日に近かったことや、ROMカセットのためパスワード制でしかもかなり長いということもあって、プレイすることはありませんでした。


ゲーム成績表
キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
3.43 2.76 3.09 3.27 3.02 15.57



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