プロ野球
ファミリースタジアム

ナムコ 1986年12月10日発売

3900円 768Kbit

十字キー 選手移動 球速・変化球操作

      Aボタン 打撃 投球 送球
Bボタン 走塁



本格野球ゲームの草分け
後のファミコン野球ゲームブームの火付け役となったのが、当時の野球ファンであれば誰もがプレイした「プロ野球 ファミリースタジアム」だ。

86年と言う年は清原と桑田がプロ入りした年であり、特に西武に入団した清原はパリーグの人気UPに大きく貢献し、それまでセリーグ一辺倒であったプロ野球人気に変化が生じパリーグにも注目が集まり始めた頃であったため、プロ野球にとっては節目とも言える年であった。

ただしファミスタ的にはパリーグの球団が西武以外は全て合併球団となってしまっており、パリーグファンの心情穏やかなるものではないものがあった。







ゲーム内容
初代ファミスタのゲーム性を一言で表すとやはり「打高投低」に尽きるだろう。

80年代中盤までのプロ野球は、ブーマー、落合、バースらが計5回も三冠王を取った事からもわかるよう打撃上位の時代であり、それを反映してかこのファミスタも長距離打者はちょっとタイミングを合わせれば楽々スタンドインさせる事が出来てしまう。

もっとも投げるより打つほうが難しいのは現実もゲームも同じな訳で、特にゲームで打てないとプレイヤーとしてはフラストレーションが溜まる一方となってしまう以上、ゲーム的に打高投低なのは必然的とも言える。




選手のデータは当然86年を基本とされているが、同年の掛布が怪我で一気に力が衰え本塁打がたった9本だったのにも関わらず、ゲームでは36本も打っている事から分かるようTチームのみ85年のデータが元となっている。

阪神ファンとしては85年のデータが元となっている方が嬉しいだろうし、ファンの数の多さからも売り上げには多少の影響は出るだろうからメーカー的にはそうしたのだろうが、他球団のファンからすればちょっとひいきが過ぎるのではないか、と思ったものだ。









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