ファミコンジャンプ 英雄列伝 |
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バンダイ 1989年2月15日発売 6500円 3M フィールド型アクションRPG 4方向移動 Aボタン 決定・攻撃 Bボタン キャンセル |
20周年 | |||||||||||||||||||||
「週刊少年ジャンプ」の創刊20周年を記念して作られたソフト。 登場キャラは当時連載中だった漫画からはもちろん、過去にヒットした漫画からも出演しているので、古い読者も楽しめる出来となっている。 しかしゲーム内容自体はおそまつそのものであり、キャラだけ豪華なゲームという点は否めないだろう。 |
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ゲーム内容 | |||||||||||||||||||||
主人公はプレイヤー自身で、現在と過去のエリアを行き来しながら1〜2人存在するヒーローたちを仲間にしていき、ピッコロ大魔王を倒すのが目的。 一応RPGなので、各キャラクターたちは敵を倒すことによって成長していくが、このアクションが全く面白くないので戦闘は退屈極まりない。 さらに砂漠などの地形になると歩くのが遅くなるのも辛く、プレイヤーがゲームに何を望んでいるかが全く理解出来ていないとしか思えない。 また主人公には性格のグラフがあり、この性格が悪くなると戦闘において飛び道具の出の感覚が長くなるという要素もあったが、単にプレイヤーの足かせにしかなっておらず、全くもって不要な要素だ。 キャラクターの経験値を一気にアップ出来るイベントのミニゲームなどは、各漫画の特徴をよくつかんでいるものが多く、これは楽しめるものが多かったが、こういった部分をゲームのメイン部分に活かすべきだったように思う。 ピッコロ大魔王を倒すと最終決戦の場へと移行し、RPG風のコマンド型戦闘となりようやく楽しめる展開となり、最後に待ち構えているマジュニアを倒せばクリアとなる。 |
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本屋・コンビニでの販売 | |||||||||||||||||||||
このゲームを語る上で欠かすことが出来ないのは、ゲームとしては初めて本屋やコンビニでの販売がされたことだろう。 レジの横にソフトが平積みにされていた光景は新鮮だったが、当然定価販売のみなので結局失敗に終わり、本屋に関してはゲームソフト店が一緒になっている店が現れたりしたものの、当時から検討されていたコンビニでのゲームソフト販売は、この失敗によって長い間実現することはなかった。 7年後、ようやくデジキューブによってコンビニでのゲームソフト販売が実現したが、FFVIIの発売の時こそ注目を集めたものの、定価販売は変わらないのに加え、一般小売店でのPSソフトの流通が拡大したことにより、経営は圧迫され、つい最近とうとう倒産の憂き目にあってしまった。 |
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個人的な思い出 | |||||||||||||||||||||
私は発売してから3ヶ月ほど経って、安くなった頃に購入したのですが、この時はジャンプは読み始めでしたのでさすがにわからない漫画が多く、初プレイ時は普通のRPGとなんら変わらない感覚でプレイすることになってしまいました。 ゲーム内容そのものもあまり知らないままプレイしていきましたので、それなりに期待したこともあってさすがに初プレイ時はがっかりさせられたものです。 それでもめげずにプレイし、難解な謎解きもないので割と楽にはすすめましたが、最後のピッコロがいる城はかなり苦労させられましたね。 その後私はシティーハンターの大ファンとなり、コミックスも全巻集めるほどのファンになりましたので、2回目以降のプレイでは冴羽リョウと香が出る場面なんかは新たに楽しめたのですが、やはり満足いく出来とは言えませんでしたね。 |
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