グーニーズ

コナミ 1986年2月22日発売

4900円 384Kbit

横スクロール型ジャンプアクション

十字キー キャラ移動

  Aボタン ジャンプ
Bボタン 攻撃



抜群の面白さ
「グーニーズ」は86年にコナミが発売した横スクロール型ジャンプアクションゲーム。

元々はスピルバーグ監督による同名映画を原作としており、そういう意味ではファミコンとしてはコナミ初の版権ゲームと言う事にもなる。ゲーム内容は主人公であるマイキーを操作し、主に横スクロールからなる洞窟を探検しさらわれた6人の仲間を助け出すのが目的。

よって内容的には分かりやすいのであるが、各ステージが長めであり、さらにワープゾーンなどによりかなり複雑な構成ともなっているので、アクション自体はさほど難しくない代わりに記憶力や忍耐力を要求されるゲーム性となっている。つまり同じアクションではありながら、マリオやスペランカーとは大分趣の異なるゲーム性となっているので、当時はとても新鮮に感じたものだ。


豊富な隠し要素と心地良いBGM
そしてこのグーニーズを一躍有名にさせたのは豊富な隠し要素だ。各ステージの特定の位置で特定のアクションを起こすと隠しアイテムを出す事ができるのだが、クリア必須でない代わりにどれをとってもゲームを楽に進める事が出来るようになるため、各アイテムの出し方をいかに覚えていくかが攻略の鍵となった。

これらは全てゲーム中にヒントなどなく、雑誌で発表される前は全て自力で探し出す必要があった。それはとても難しい事であるのだが、当然それだけに発見した時の喜びも大きく、当時流行っていた隠れキャラの代表的なゲームとも言えた。

また1面などで流れるBGMはシンディー・ローパーが歌う主題歌が元となっているが、これも当時はとても評判を呼び、私自身は借りてプレイしていたのにも関わらず後々にとても印象に残ったものだ。

抜群のアクションの面白さと、隠しキャラを探し出す楽しみが備わった本作がヒットしない訳がなく、何と公称で120万本も売れ、コナミのファミコンソフトとしては「ツインビー」に続くミリオン達成となった。おそらく当時のファミコン少年たちのほとんどがプレイしていた事であろう。

その面白さを証明するエピソードとして、創刊当時のファミコン通信の読者ランキングでは1位を独占していたと言う。間違いなくファミコン黄金時代を代表する名作のひとつだ。







個人的な思い出
グーニーズの発売当時は、私的には「忍者ハットリ君」の発売直前、そしてファミコン界的にはディスクシステムと「ゼルダの伝説」の話題で持ちきりでしたので、あまり情報を得る事はありませんでした。イメージ的には洞窟を探索すると言うものがありましたので、スペランカーに近いのかな、程度の知識でしたね。

4月になり近所の友人が購入したと言うので、自宅に来てもらった時にプレイさせてもらいました。そうしたら一気にハマッてしまい、しばらく借りてクリアまでやり込んで行きました。その時にほぼやり尽くしたおかげで、返却した後も購入する事はなく、長い間縁は全くありませんでした。

時は流れに流れ1999年、突然久々にあのBGMを再び聴いてみたい、と思った私は近所のゲーム店でROMカセットのみを購入し、実に発売から13年経ち初めてグーニーズを入手する事が出来ました。

借りていた時に相当やり込んでしまったおかげで、これが初めての購入と言う気は全くしなかったものでしたが、BGMを聴いたらすでに満足してしまいましたので、結局クリアまでプレイする事はありませんでした。


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