勇士の紋章
ディープダンジョン

ファミコン DOG 1987年5月30日発売

3400円 ディスクカード・両面

3DダンジョンRPG

コマンド操作 Aボタン 決定
          Bボタン キャンセル


ディープダンジョンの続編
ディープダンジョンの発売から半年後に発売された続編がこの勇士の紋章だ。

ディスクである以上容量は同じなのでフロアは前作と同じく全8階だが、全て地下だった前作とは異なり今作では地上4階、地下4階という構成になっており、その構造や罠もかなりバラエティーに富んだ作りになっているので、ゲーム的なボリュームはかなりアップしている。

モンスターの格好悪さや文字の読み辛さは相変わらずだが、BGMはかなり格好良くなっており、ディスクの音源を生かしたBGMは必聴の価値ありだ。




前作であったある特定の名前を入力すると有利にゲームを進められたり、コマンドでのいつでも必殺の一撃などの技はなくなっているが、やりを買えばレベル1でもかなりのダメージ与えられるし、階によっては敵を倒すと必ずアイテムを出してくれるので、戦闘は比較的楽に行うことが出来る。

それでも攻略本がないと進むのは辛いが、とりあえず前作よりもかなり遊べるゲームとなっていると言える。








キャラクタの転送
前作で育てたキャラクタ転送して続編をプレイするゲームとしては、ウィザードリィがあまりにも有名だがファミコンでそのようなシステムを導入したのはこの勇士の紋章が最初だ。

レベル16以上のデータがセーブされている前作のディスクを使うとレベル2からスタートし、新たに製作したキャラクタでは何の意味もなかった寺院でのお祈りをすると、回復アイテムのくさのつゆと毒気消しが1つずつもらえたりするなど、新たに製作したキャラクターよりもかなり有利にゲームを進行できるようになっている。

しかし何故かゲームをクリアしてしまうとお祈りでアイテムがもらえるフィーチャーはなくなってしまうので、最終的には転送した意味がなくなってしまうのが辛い。





当時の思い出
最初私は購入するつもりはなかったのですが、近所の知り合いの方が持っており、それで欲しくなってきて新品で購入しました。

とは言っても実際にプレイさせてもらった訳ではなく、その方の兄がプレイしていたので隣の部屋から曲を聴いたぐらいだったのですが、そのうちの戦闘の曲がかなり印象に残ったからなんですよね。

それで新品を購入し、ファミマガなどを読みながらゲームをプレイしていったと思うのですが、前作でのデータがあるとゲームを有利に進行できるということがわかるとさすがに前作も欲しくなったので、別のゲームを書き替えて手に入れました。




そこまでしてこのゲームをプレイしていったので、さすがにクリアすると前に解説したようにお祈りしてもアイテムがもらえないということを知った時にはガッカリしましたね。

その辺りのことを除けばかなり面白いゲームでかなり満足しましたので、私にとってはかなり気に入ったゲームのひとつとなりました。










ゲーム成績表
キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
3.53 3.47 3.42 3.74 3.09 17.25



FAMILY COMPUTER


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