チャンピオンシップ
ロードランナー

ハドソン 1985年4月20日発売 4900円

パズル

左右移動 はしご昇降 Aボタン 右穴掘り
           Bボタン 左穴掘り

上級者用ロードランナー
このチャンピオンシップロードランナーの前作であるロードランナーは、同日発売されたナッツ&ミルクと共に初めて任天堂以外のメーカーであるハドソンからリリースされたファミコンソフトであり、またそのできが非常に素晴らしかったため、初期のファミコンソフトを語る上で欠かせない名作となった。

そしてロードランナーの発売から九ヶ月後に発売されたのが、上級者向けのロードランナーとして称されたチャンピオンシップロードランナーだ。

操作方法やBGM、全ての金塊を回収していくという設定などは前作と何ら変わりはないが、その高い難易度に加え、エディット機能やボーナスのフルーツ、裏技などは全てカットされたため、ゲーム全体のイメージがかなり硬派になっている印象を受ける。


そして前作のロードランナーでは全50面を自由にセレクトしてプレイできたのだが、このチャンピオンシップでは11面以降をプレイするには、前の面をクリアすると表示されるシークレット・コードと呼ばれる金塊やレンガなどを組み合わせた暗号が必要となったため、10面からは順番にクリアしていかなければならなくなった。

そのためこのゲームのマニュアルの最後には11〜50面分のシークレット・コードを書いていくページがあるのだが、ここに11〜50面のシークレット・コードを書いてハドソンに送ると特製の認定証がもらえるという企画があり、さらにこのゲームのCMにも出演できる可能性もあったため、当時このゲームをプレイしていた人たちはその認定証を手に入れるというのはとても大きな夢だったのだ。





夏休み
私がこのチャンピオンシップロードランナーを購入したのは夏休みに入る少し前の土曜日で、かなり天気の悪い日だったという記憶があります。

購入した動機はクラスの知り合いが持っていたことと、あとはやはり前述した認定証欲しさでしょうか。また当時はコロコロコミックの読者であったため、ハドソンのソフトということも大きかったと思います。

それで購入したのはいいもののさすがに難しく、2面でいきなり詰まってしまい、これはどうにもならないと思ったため投げ出しそうになったのですが、たまたまハドソン公認のロードランナーの攻略本を見つけたおかげで再びプレイするようになっていきました。




その攻略本というのはチャンピオンシップロードランナーの全50面のヒントの他に、ユーザーからのロードランナーのエディット面やファミリーベーシックで作られたオリジナルゲームの紹介が載っており、そのデータが収録されたカセットテープが付録として付いていたのですが、ファミリーベーシックとデータレコーダがないとロードができないため、私にとっては無用の長物で終わりました。

エディット面に関しては本にも掲載されていましたので、それを見ながらエディットしていったのですが、当時はバックアップのない時代でしたからプレイする度にエディットしなければならないのが辛かったですね。

そして夏休みの間にこの攻略本を頼りにしてチャンピオンシップをプレイしていき、夏休みも終盤に差し掛かった頃になんとか全50面をクリアすることができました。

しかし…クリアしても私が認定証を得ることはありませんでした。というのは、ソフトを手に入れてすぐにマニュアルを失くしてしまったからです。

どんなに探しても見つからなかったため、ソフトを持っている友人からマニュアルをもらってシークレット・コードを書き移してハドソンに送ろうか、ともその友人に相談したのですが、それは何か悪い気がしたため、結局全50面をクリアしながらも認定証をもらうことはできませんでした。

これは19年経ったいまでも悔やんでますね…。







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