ベストプレープロ野球スペシャル


アスキー 1992年10月16日発売

7500円 ROMカセット

プロ野球シミュレーション

バッテリーバックアップ



ファミコン最終作
ベストプレーシリーズのファミコン最終作。

今作では遂に両リーグ同時進行が出来るようになった。そのためかカセットの形状がコーエーのように大きなサイズとなっている。

両リーグとは言っても1試合ずつの進行に変わる所はなく、もちろん1日終えるのに2倍もの時間がかかってしまうため、MANUALやCOMモードで進行させるのはかなり厳しいものとなった。

その他基本的仕様は2を踏襲しているが、データ画面がカラフルになりBGMも鳴るようになった。前者は良い感じであったが後者は正直余計な感がありやかましく感じたため、データを変更する時などはほとんどミュートにしていたものだ。



最後の盛り上がり
データは順位は前年通りであるが基本的に92年度のデータを使用している。92年と言えば阪神の大健闘からセリーグの大激戦が印象に残るシーズンであり、観客動員も阪神、リーグ共に過去最高を記録した。

この翌年からFA、逆指名が開始されてしまうため、ある意味純粋に野球を楽しめた最後のシーズンと言えた。また翌年からJリーグが開幕し、プロ野球人気の危機と言う建前で読売の方で色々動きがあったが、これだけプロ野球が盛り上がって何が危機だ、と憤りを感じたものだ。

所詮読売は自分の事さえ良ければどうでも良いと言う考えだったのだろうが、その傲慢さのツケが今の読売人気の低迷なのだろう。右にならえの日本人もやっと間違いに気付いたようであり、今の現状はざまあみろとしか言いようがない。




購入した時のこと
当時は任天堂ハード関係の情報は全く仕入れてなかったので、このゲームの発売も当然全く知りませんでした。ファミコンソフトの新品自体少なくなった事もあり、その後数年間も知る事はなかったのですが、90年代末になって徳間書店の大技林を見てようやく存在を知る事になりました。

すでに99年になっていたため、中古であるかどうかもわからなかったのですが、運良く大手チェーンにソフトだけあり価格も安かったのであっさりと購入出来ました。

たださすがに一度に12球団のデータを変更するのは辛く、また昔に比べパリーグの中継も減っていましたので選手のデータが分からなかったため、あまりプレイする事はありませんでした。




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