ドラゴンクエストIII そして伝説へ… |
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エニックス 1988年2月10日発売 5900円 2M+64KRAM フィールド型RPG 十字キー コマンド操作 キャラクター移動 Aボタン 決定 Bボタン キャンセル |
期待度 | ||||||||||||||
今更説明するまでもないドラゴンクエストの第3作目。 I,IIと着実にヒットを重ねその地位を不動にしてきたドラゴンクエストシリーズだが、この3作目ではその人気がピークに達し、ファミマガの期待度ランキングでは過去最高の70%を記録するなど、発売前の盛り上がりは異常なものさえあった。 その期待度は現実のものとなり、今ではすっかりお馴染みの光景となった量販店での長い長い行列も初めてこのドラクエIIIで起こり、その模様は各局のニュースで報道されるなど、その反響はゲームを知らない一般市民にまで届いたほどであった。無論ゲーム内容も素晴らしく、特にドラクエをIから順にプレイしてきたプレイヤーにとっては、最後の闇の世界に初めて辿り着いた時の感動というのは言葉に表せないものがあった。 |
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4人パーティ | ||||||||||||||
ドラクエIIIの特徴と言えば、やはりパーティが4人となり組み合わせもプレイヤーの自由に組むことが出来るようになったことだろう。 これにより前二人が物理的攻撃、後二人が呪文による補助という理想的な攻撃パターンを組むことが出来るようになったため、戦闘がより奥深いものへと進化していった。 パーティが自由に組めるようになった分、経験値もウィザードリィ方式の等分型へと変更され、「敵全体の経験値の合計/生き残っている仲間の人数」となった。 よってスライム1匹の経験値も1ではなく4となったため、一人旅に出れば楽にレベルを上げることが出来るのだが、ボスキャラでは特殊なHPの設定がなされているため、勇者のレベルも4人時よりも遥かに必要となるために、結局は4人の方が楽なのであった。 しかし勇者のレベルが高ければ、後半でもひとりで楽に倒せるようになるので、新しいキャラを連れて行けば一気にレベルを上げることが出来るのでこれはドラクエIIIならではの面白さだった。 よりウィズに近いシステムになったといえばそれまでだが、攻撃は敵へとだけでなく、仲間同士へも攻撃出来るようになり、眠っている仲間をたたき起こすことも出来るという楽しみ方もドラクエIIIならではだ。 |
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テレホンサービス | ||||||||||||||
ソフト発売前の企画として、電話でオーケストラ版のロトのテーマとフィールドの曲が聴ける、という企画もありました。私は当時ファミマガをずっと買っていましたので、当然何度もかけたものですが夜はほとんど繋がらなかったため、学校から帰ってきてすぐの夕方にかけたら繋がったことを覚えています。 やはり「冒険の旅」の素晴らしさに感動した私は、何度も電話をかけて聴いたものですが、段々面倒くさくなりましたので、ラジカセを使ってテープに録音して聴くようになりました。そんな訳で発売前に「冒険の旅」をずっと聴いてしまいましたので、多少ゲームで初めて「冒険の旅」を聴いた時の感動は薄れてはしまいましたが、以後こういった企画はありませんでしたので、これだけでも当時のドラクエIIIへの期待感の大きさと言うものが思い起こされます。 |
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個人的な思い出 | ||||||||||||||
以上のように、ドラクエIIIの発売前というのは大変な盛り上がりをみせた訳ですが、あまりにも期待感が膨れあがってしまったため、発売日に購入出来るのだろうか、という不安がありました。 しかし、私の母親は近所のスーパーの店員さんと大きなコネクションがあり、発売日に確保してもらうことが出来ましたので、何の苦労もなく入手することが出来ました。なので夜ニュースで量販店での行列を知った時は本当に驚いたものです。 ゲーム自体はサントラ盤が発売される直前にクリアは出来たのですが、ファミコン史上No.1とされるこのドラクエIIIも私にとってはそこまで印象に残るものではありませんでした。 もちろん十分面白いとは思いましたが、やはりI,IIのインパクトが強かったことと、そしてウィザードリィにシステムがあまりにも似ていたことから、ウィズをプレイしてからは大きく魅力が半減してしまったものです。 とは言っても初めてアレフガルドに立った時のあの感動というのは、私のようにIからリアルタイムでプレイしてきた私にとっては言葉にならない感動がありました。 まさか下の世界にIの舞台が丸々入っているなんて想像も付きませんでしたし、ロトシリーズと関連があることさえ一切触れられていませんでしたから、ゲームの内容にここまで感動したのは初めてだったかも知れません。 クリア後は多くの人と同じように「しあわせのくつ」を目当てにリムルダール周辺を何度も行き来し、はぐれメタルを倒しにいきました。 なかなか出してくれませんでしたが、4月になって勇者のレベルが78ほどになった頃にやっと入手することが出来たものの、あっさりと冒険の書が消えてしまい、努力が水の泡となってしまいました。以後のシリーズではあまりアイテム探しというものに面白みがなくなったため、このしあわせのくつ探しというのも思いで深いイベントでしたね。 |
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