虫姫さま
ふたり

Xbox360 ケイブ

2009年11月26日発売

アレンジCD付き初回限定版

9660円

Ver.1.01DLカード同梱初回版

7140円


良難易度
その名の通り同名アーケード版からの移植作品。ケイブ自らの発売だけあって移植度はもちろん、タイトル周りの操作性やロード時間なども含め快適極まりなく、とても良好な移植に仕上がっていると思う。

個人的な意見として、ケイブ一連の縦シューの中においてはそれほど高い難易度とは思わない(あくまでノーマルモードにおいて)のだが、それでもまだまだ非アーケードゲーマーにとってシューティングと言うのは敷居の高いジャンルであろう。

そこをうまく調整したのが、家庭用ならではのモード「ノービスモード」だ。



一言で言えば単なるベリーイージーモードではあるのだが、ノーマルモードとは別モードにする事、そして日本人には馴染みの薄い(と思われる)Noviceと言う単語を使うことにより、イージーモードをプレイしていると言う意識を低くさせている、と言うのは見事なものだ。

もちろん難易度はアーケードとは比較にならないほど落ちており、ウルトラモードでさえあっても、アーケードのノーマルより遥かに簡単となっている。しかし後半はそれなりに弾幕も多いし、それなりに「よけ」の技術も要求はされるため、完全な初心者にとっては歯ごたえのあるものだろう。しかし無理、と言うほどでもないし、ちょうど「怒首領蜂」を初めてプレイした時の感覚を思い起こさせる。


キャラクター性、音楽、グラフィックなどもレベルが高く、現在の360シューティングの中でもトップクラスに位置すると言って良いだろう。


1.01とブラックレーベル
本作はバージョン1.5がメインであるのだが、初回版に付いてくる1.01のDLCと、後日になってマーケットプレイスにて発売されたブラックレーベルとそれぞれのバージョンもプレイ可能だ。

しかし前者は初回版と言う事は、もちろん発売日以降に買う人はプレイ出来る可能性が少なくなる訳だ。

立ち上げのセールスと中古対策を考えての事だろうが、いくら難易度が高くプレイする人を選ぶ、とは言え、バージョンそのものまで初回限定にするというのはやりすぎな気もする。





またブラックレーベルはしばらくしてDL可能となったが、こちらは1200MSPが必要だ。つまり定価で考えればソフトと合わせて実質8500〜11000円ほどとなってしまう訳であり、正直割高に感じてしまう。また処理落ちが非常に激しく、プレイし辛い事この上なかった事も割高感に拍車がかかってしまったものだ。

他にはアレンジサントラ版付きが初回限定版として発売された。初代と合わせての2枚組となかなか豪華なものだが、いかにセールス対策とは言え、むやみに購買意欲をそそる限定版商法と言うのは相変わらず好きにはなれないものだ。





個人的な感想
元々シューティング目当てで360を購入したものですから、それ以降初のパッケージの新作となる本作はもちろんすぐに購入しました。あいにく初回サントラ付きは予約出来なかったのですが、運良くアマゾンにおいて発売日当日になってぎりぎり注文する事が出来ました。

個人的な感想としては大体前述の通りです。360になりHD化し、横画面でも十分画面が見やすくなった事と、そして何といってもランキングに接続可能、と言うのが私の挑戦意欲を沸き立ててくれましたので、ゲームの出来の良さもあいまってそれなりにやり込んではいきました。




特にランキングが大きく、これだけでこれだけゲームに対するモチベーションが高まるのか、と思ったものです。逆にこれが存在しない前世代機の移植などは、どんなに出来が良くともプレイする気にはならなくなった、と言う弊害も起きてはしまいましたが、かつてのゲーマーたちの気持ちがやっと理解出来たようにも思えました。

それでもアーケードの後半はやや敷居が高く、BLでは何とか1コイン出来たものの、前者はまだ5面ボスの手前ぐらいが限界です。ただ多方向にスクロールするのは新鮮でしたし、中華風のBGMもお気に入りですので、難しくてもプレイしていて実に楽しく思えましたね。



シューティングが非常に充実している360でありますが、本作はその中でもトップクラスに位置するソフトだと思います。迷っている初心者の方がいれば是非プレイしてもらいたいものです。


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