バーチャファイター4 | |
PS2 セガ 2002年1月31日発売 6800円 DVD-ROM 対戦格闘 メモリーカード対応 十字キー キャラクター操作 ボタン1 パンチ ボタン2 キック ボタン3 ガード (配置は任意設定可能) |
PS2初のバーチャ |
前年に発売された「バーチャファイター4」のPS2移植版。 セガがソフトメーカーに特化してから初のバーチャシリーズの移植ともなった作品でもある訳だが、PS2で当時の最新の3Dボードがどの程度再現出来るのか当然の如く注目を集め、ユーザーからは大きく注目を集める事となった。 セールスも格闘ゲームとして、そしてセガとしても久々の50万本を記録するなど売り上げも好調であり、セガの実力をセガユーザー以外にも知らしめた記念碑的作品とも言えた。 またゲーム発売と同時にわざわざHORIからアーケード版と同等のボタン配置を行ったVF4専用スティックが発売されたが、これをきっかけとして大作格闘ゲーム発売の際には同社からデザインなどを統一した専用スティックが発売されるのが当たり前となった。 当時はまだまだコストの関係からアーケード版同等の出来とはいかなかったが、各パーツをアーケードと同じ三和電子の物に交換するなどの強者も現れたものだ。 その後本当にHORIからアーケード版のパーツを使用したスティックが発売されるに至ったが、全てがVF4をきっかけとしているだけに、このゲームが業界に与えた影響と言うものは本当に大きかったものだ。 |
ゲーム内容 |
移植そのものの出来に関しては良く分からないが、やはりグラフィック関係は非常に美しく、当然とは言え初期の3D格闘ゲームを遥かに凌駕している出来であり、PS2のゲームをさほどプレイしていない私にとっては改めてセガの実力と、PS2の潜在能力の高さを見せ付けられたものだ。 特に今作では、1面の雪のよう地面に大きな変化が現れるが、それが非常に自然に変化してくれるので、個人的に非常にインパクトがあったものだ。 ただやはり家庭用のモニターでは、アーケードモニターの鮮明さをそのまま再現する事は難しく、どうしても輪郭部分に粗が見えてしまう。 タイトル画面でモードを選択していた前作とは異なり、こちらは専用の選択画面に以降してからモードを選択するようになっているが、一見豪華に見えるものの個人的には面倒にも思えたので、出来ればタイトル画面で選択出来る簡易モードも用意して欲しかったものだ。 |
個人的な思い出 |
バーチャはSS版において相当やり込みましたが、3では単にグラフィックが綺麗になっただけの感があり、最初のインパクトこそ凄かったもののゲーム性自体に感銘を受ける事はありませんでした。この事により3D格闘の限界を感じてしまった私は、本作が発売されても特に関心はなく、ゲーセンでプレイする事もありませんでした。 PS2版発売半年後ぐらいになりようやく購入しましたが、確かに他の3D格闘とは一線を画すほどのグラフィックには素直に凄いと思ったものです。しかし私のような素人には見た目以外のどこが前作までと違うのかさっぱり分からず、スタートするまでに時間がかかると言う事もあり、やはり長続きはしませんでした。 内容的な感想としてはバーリトゥーダーが初参戦しましたが、バーリ・トゥードというのは競技の名前であり空手やキックのよう格闘技そのものの名前とはちょっと違いますので、これは違和感がありました。 もうひとりの新キャラであるレイ・フェイは、映画「少林寺」においてのリー・リンチェイを思い起こさせてくれましたので、こちらはなかなか良いのではないかと思いました。 |
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