プロ野球チームを
つくろう!2

PS2 セガ 2003年2月13日発売

6800円 DVD-ROM

プロ野球シミュレーション

メモリーカード対応



リアル版やきゅつく
SS、DCで大好評を博した通称「やきゅつく」のPS2版。基本的システムはすでにDC版の2作目で完成しており、見て分かる特徴としてはグラフィックがコミカルからリアルへと変更されている事ぐらいだ。

ただDC版は1作でメモリーカードを全て使ってしまうと言うしょうもない欠点があったため、そういう意味ではPS2版の発売はとてもありがたいものだったと言える。

ゲーム内容としては、前述のようDC版の完成度が高かった事もあって、システム的にはほぼそのままDC版を踏襲していると言って良い。



ただデフォルメの影響からか、DC版にあったプレゼントイベントや、その他いかにもゲームらしいイベントが減っているような感もあるので、私的にはやや奥深さが欠けてしまった印象も受けた。

よってDC版をプレイしてきた人であれば、新たな楽しみと言うものは感じにくいだろう。あくまでPS2で初めてセガゲームに触れた人のための「やきゅつく」だ。








ゲーム内容
目的はもちろんプレイヤー自らが球団のオーナーとなり、所有チームを建て直し日本一へと導くのが目的。しかし最初の内は前作同様とにかく勝てないので、2〜3年は育成に専念する。よって序盤はとにかく忍耐が必要となってくるが、設備などが整えば次第に勝てるようになるし、一度日本一になれば後は金の力に任せてFAで補強し放題になるので、常勝軍団を作り上げる事が出来るだろう。

選手の個人成績も、年度別は見れないが通算成績はちゃんと残るので、記録好きの人には大きな楽しみだ。もちろんある程度の成績を残すと殿堂入りとなり、永久欠番の栄誉も与える事が出来る。





個人的な思い出
SS版、DC版の計3作のやきゅつくは相当やり込んだ私ですから、PS2版も楽しみにして購入しました。最初に嬉しかったのは前述のようやはりセーブが気軽に出来る事です。メモリーカード8があったとは言え、それでも1個まるまるメモリーカードを使用してしまうと言うのはDC版最大の弱点でしたので、それだけでもPS2版の存在意義は大変に大きなものがあったのです。

しかし肝心のゲーム内容は、DC版をプレイしすぎたために以前ほど夢中にはなれませんでした。キャラクターもあのデフォルメがやきゅつくのイメージと言うのがありましたから、ゲームの個性が薄くなってしまうリアル系が好きになれなかったので尚更です。



プレイ内容は5年目でやっと日本一になり、翌年連覇を達成しましたが、あまりにも強くなりすぎ、7年目の半ばで中断してしまいました。昨年のWBC並みのメンバーでは強いのは当然であり、もし本当のプロ野球でこんなチームが存在したら白けるのも良い所でしょう。

今後再開する事はまずないと思いますので、殿堂入り選手を生み出せない、つまり永久欠番を認定出来ないままプレイを終えてしまう、と言うのは心残りですが、まあ仕方がありません。







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