怒首領蜂 大往生

PS2 アリカ 2003年4月10日発売

5800円 DVD-ROM

攻略DVD付属

縦スクロールシューティング
(縦置き設定可能)

十字キー 8方向移動
  ボタン1 ショット
ボタン2 ボム

ボタン配置は任意設定可能



ゲーム性
CAVEが2002年に発売した、怒首領蜂の正統な続編である「怒首領蜂 大往生」のPS2移植版。

前作の「怒首領蜂」は画面上を埋め尽くすほどの敵弾が発生しても、割と簡単に弾の間をすり抜ける事ができ上級者でなくともまるで自分が上手くなったかのような感覚でプレイ出来る、と言うのが怒首領蜂というゲームの持つ大きな魅力であった。

しかし今作では付属DVDを見てもわかるよう、あまりにも弾密度が高くなりすぎたためにアドリブのみではどうにもならず、よって確実なパターンが要求、つまりここはこうして動かなければまず抜けられないと言う場面がほとんどであり、アドリブ感覚の強かった前作と比較しかなり窮屈に感じてしまった。


パターン性が強くなったと言ってしまえばそれまでだが、グラIIIなどとは違いやはりそれ相当の弾よけの実力が要求される事に変わりはなく、やり込めばいつかはクリア出来る類のゲームではないし、自機のタイプとボムの数も制限が大きく付いた事も難易度の高さに拍車をかけたことから、完全に一部上級者のみの対象ゲームとなってしまった。

アーケード版では初プレイで4面、PS2版でも5面までは進む事は出来たが、どう頑張ってもそれ以上は無理と感じた私は早々とプレイするのを止め、延々と飽きずにプレイし続けた前作とは対照的にえらく短命なゲームとなってしまった。




PS2版の出来としては、アーケード版と同様のフレーム数を再現し、BGMはオリジナルとアレンジの2種類から選択可能、そして縦画面でないとまともにプレイ出来なかった前作の移植版と比較し、今作ではPS2の高解像度機能を活かし横画面でも十分プレイ可能など、移植と言う観点から見れば申し分ない出来と言えるだろう。

付属DVDは進行の都合により面ごとのチャプターが付いていないのが難点だが、やはりそのプレイは凄まじく、もはや人知を超えたものすら感じるが、どうもシューティングの攻略ビデオは睡眠効果があるようで、初めて見た時は途中で寝てしまった。





一般ユーザー
少し前某有名PC店の中古専門店に行った時、大型ワイド液晶TVに接続されたデモプレイ用のPS2に大往生がセットされており少しの間他人のプレイを見ていたのですが、ほとんどの人が1面クリアどころか半分ぐらいまで行った所でゲームオーバーとなっていました。

ネット上では上級者が普通に「〜のゲームは2周しか出来ない」のような発言をしているので、1周クリア出来るレベルの人にとっては「自分は下手なんだ」と思ってしまう事もあると思うのですがはっきり言って一般的なレベルと言うのは所詮前述の話程度であり、本当は1周クリアでもとんでもなくレベルの高い位置にあるのです。



なので現役のゲーマーの方々はあまり上級者の発言を真に受けないで、1周クリアでも十分自信を持ってゲームに望んでもらいたい、と一般ユーザーのプレイを見て思ったものです。




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