ストリートファイターII
サントラCD紹介

ストリートファイターII -G.S.M CAPCOM4-

ポニーキャニオン/サイトロンレーベル 1991年3月21日発売

当時発売されたばかりのストリートファイターIIを筆頭に、USネイビー、マジックソード、チキチキボーイズ、そしてアレンジとしてファイナルファイトが収録されている2枚組のアルバム。

当時のカプコンのFM音源は総じて貧弱であり、コナミやナムコには遠く及ばない出来であったが、ストIIは全くそれを感じさせないほど出来が良く、スタッフのストIIへの力の入れようが手に取るように分かったものだ。

音源は擬似ステレオ化されており、オリジナルよりも音質が良いため、出来れば後のPS・SS版でもこのぐらいの音質で収録して欲しかったものだ。



ただアルバムの構成としては、全て1トラックに複数曲が収録されている格好を取っているため、後半の曲が聴きたい場合はかなり厄介だ。

特にストIIはケンやバルログがそれに該当するので尚更そう思ったものだ。ストIIのアレンジは四天王以外のメドレーと言う形を取っているが、やはり主人公であるリュウ・ケン中心の構成であり、他6人は短すぎるのが辛い。

私は発売されてちょうど半年後辺りに購入し、アーケードゲームのサントラとしては初めてコナミ以外のメーカーでもありました。



ゲーム自体はストIIしかプレイしていなかったため、ストIIのためだけに3500円を払う、と言うのは正直かなり抵抗があったため購入が遅くなったのですが、ストIIの出来の良さから何度も何度も聴いていったために、もうちょっと早く購入しておけば良かった、と後悔もしたものです。

ただそれでもキツイ事はキツかったので、当時良くあったこういう2枚組戦略は学生にとっては迷惑以外の何物でもなかったものです。

好きな曲としてはやはりリュウ、ケン、バルログ辺りでしたが、一番好きなのは実を言うとキャラセレクト画面なのです。ゲーセンでこの曲を聴く度に力が入りましたので、これから闘いが始まると言う高揚感を実に良く表現していたと思います。


ストリートファイターII イメージアルバム
-G.S.M CAPCOM4 ALFH LYRA-


ポニーキャニオン/サイトロンレーベル 1991年11月21日発売

ストIIのフルアレンジアルバム。アレンジは好き嫌いが分かれるので、アレンジのみと言うアルバムはメーカーにとっても難しいものであるが、本作は原曲のイメージを崩さずアレンジがなされているので、派手さはないものの安心して聴ける作りとなっている。

四天王は個別ではなくメドレーとなっているが、明るめにアレンジされたバイソンのBGMがとても良く、オリジナルを聴いた時はこれほど格好良い曲と言う印象はなかったので、改めてそのBGMの良さを知る事となりました。

初回限定版のみ紙ケース入りであり、翌1992年のカレンダーも特典として付いてくる。


ジャケットやライナーはゲーメスト増刊で使われたイラストが掲載されており、12人の座談会や作曲者の個別の曲解説もあったりしてなかなか面白い。

当時はまだアレンジのみのアルバムと言うのは抵抗がありましたが、ストII人気絶頂と言う事もあったせいかやはり興味を抱かずにはいられませんでしたので、本作に関してはすぐに購入しました。前述のよう落ち着いた感のあるアレンジだったので、私でも安心して聴く事は出来ましたが、やはりオリジナルほど聴く回数は多くなかったように思います。








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