パロディウスだ!
サントラCD紹介

パロディウスだ! 〜神話からお笑いへ〜 コナミ矩形波倶楽部

キングレコード 1990年7月21日発売

オリジナル全曲にアレンジ2曲が収録された「パロディウスだ!」のサントラCD。ほとんどのBGMが誰もが一度はどこかで聴いた事のあるクラシックからの流用となっているが、もちろんジャケットには全てそれら元ネタが掲載されている。

当時の筐体はほとんどがモノラル出力だったが、パロは元がステレオとして記録されているため、CDではちゃんと本来のステレオ音源で聴く事が出来る。

音質そのものもとても良く、さらに重低音が効いており迫力もあるので、パロにとってサントラCDの存在意義と言うのはとても大きなものがあったのだ。



個人的に好きなBGMと言えば、やはり何といってもビックバイパーでしょう。ご存知のようアーケード版はオリジナルとは微妙にメロディが異なっているのですが、その異なるメロディが当時の私には大変に印象深くお気に入りでありましたので、このBGM聴きたさにバイパーを選択してしまうほどでした。

後の移植作品にはそれが受け継がれず、全て初代グラディウスそのままのメロディだったものでしたから、移植作品をプレイする度にがっかりさせられたものでした。なのでPS版をプレイした時にアーケード版そのままのBGMが流れた時の感動は、当時は言葉では言い表せない感動があったものです。

因みに見ての通りライナーの状態が悪く、帯もない状態ですが、これは聞き飽きたと言う理由から人から貰ったための貰い物だからです。





MIDIPOWER X68000 COLLECTION ver.1

キングレコード 1992年5月21日発売

ゲーマーであれば誰もがその名を知っていたX68Kであるが、大半のユーザーにはとても手の届かない代物だっただけあり、まさに高値の花に等しい存在であった。

そんなX68Kのソフトとして発売された「出たな!!ツインビー」「グラディウスII」「パロディウスだ!」のMIDI音源バージョンを収録したのが本作である。

X68Kの実機を見た事もないゲーマーにとっては単なるアレンジCDと言う感覚ではあるものの、ゲーム中に使われるだけあってオリジナルのイメージを壊さない程度のアレンジであり、人によっては物足りないと思う事もあるかも知れないが、原曲派の人にはお勧め出来るだろう。


「パロディウスだ!」に関してはキャラ別の空中戦などは未収録であり、MIDI音源も古いものらしくアーケード版のオリジナルとあまり変わらない印象を受ける。よってパロディウス目当てで買った人は残念であるが、前2つの出来があまりにも素晴らしすぎるため、余程の変わり者でない限り買って後悔する事はないだろう。







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